英語教材体験記
英語教材を使用してみてよかった所、イマイチな所、使用して思うことを紹介します。

英英辞典で一歩上を行く英語学習:オックスフォード英英辞典

2013/07/30

どのような教材か
大学の英語の講義ので、「英英辞典を買いなさい」と言われたのがきっかけで買ってみました。文字通り、英単語を英語で解説している辞典です。

英語が分からないのにそれを英語で引く、ということに抵抗感を持つ人も多いでしょう。わたし自身、自分で使ってみて引いたのはいいけれど、その説明文が分からないとか、そこで使われている英単語が分からないとか、そういったことが実際に出てきたことも事実です。しかし、そこであきらめたらこの手の辞書を使う意味はありません。英語は言語ですので、繰り返し使い続けることでしか身につかないからです。

使い方としては単純。分からない英単語が出てくる度に辞書を引く。これだけです。そういった意味で、英和と同じ。ただ、英和との違いをあげれば、「辞書を引いたらいっそう分からない単語が出てくる」ということでしょう。当たり前です。なにせ説明が全部英語なのですから。ですので、ここからさらに辞書をひくことになります。もちろん英英です。英英で調べて分からなかった単語をさらに英英で引く。まったく出口の見つからない作業に思われますが、あきらめずにそれを反復する。これが英英辞典の使い方です。

良かった所
英英辞典を使うのなら、即効性を期待してはいけません。なにせ相手は何万語もあるのですから、魔法のようにすらすらと効果が身につくわけではありません。それでも、英英辞典を使い続けるメリットは大きいと思います。なによりも、「英語の感覚が分かる」ということがあげられるでしょう。ここでいう英語の感覚とは、日本語との違いと言ってもいいでしょう。英語を日本語に訳すということはあくまで便宜的なことで、実際は英語とをの訳語ではニュアンスが違うことは多々あります。ですので、紙面であれ脳内であれ、日本語に置き換える作業だけでは本当に英語を理解しているとは言えません。理想は英語をニュアンス通りそのまま理解するということ。ネイティブでない以上、なかなか高いハードルですが、どうせ勉強するんだったらそこまで辿り着きたいものです。かくいうわたしも、そこまで出来ているかといえば甚だ疑問です。英英辞典を使い始めたのが今から10年前くらい。もちろん、使い続けているゆえの効果や実感を感じますが、まだまだ知らなかったものが出てくることも事実です。

使用してみて思うこと
他の英英辞典と比べたわけではないのであまり客観的ではありませんが、オックスフォードは例文が充実しているように思います。そして何よりも、その例文の充実が英英辞典の最大のよさなのだと思います。英語の感覚をつかむために使っているわけですから。

先ほど述べたとおり、10年以来使い続けているわけですが、使い続けているなりに英語への理解は間違いなく深まっているように思います。これだけを勉強すればいいというわけではないのでしょうが、また根気のいる作業でもありますが、手を出してみるだけの価値はぜったいにあると思います。ただ、使い始めるタイミングはそんなに早い時期、例えば小学校や中学校のうち、からでなくてもいいと思います。辞書の内容は決して平易ではありませんので、ある程度の英語力を身につけてからの方がいいかもしれません。

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ライタープロフィール

横浜ホームズさん/男性/年齢:30代/横浜在住、福岡から横浜に来てはや10数年。もはや博多っ子と浜っ子の境を見失う30男。美しいものが好き。だけど醜いものはもっと好き。人生、味がある方がいいよね。