英語教材体験記
英語教材を使用してみてよかった所、イマイチな所、使用して思うことを紹介します。

シドニー・シェルダン 名作絵本でリスニング:家出のドリッピー

2013/08/21

どのような教材か
絵本とリスニングがセットになった面白い教材です。原作者は有名な小説家シドニー・シェルダン。個人的にとても大好きな作家の一人です。月に一回のペースで、絵本とリスニングCDが送られてくる。一連の物語になっていて、一年で完結する形です。

使い方としては、まずリスニングを聴いてみる。絵本とはいえ、いわゆる普通の日本人であれば高校生だって内容を理解することは難しいと思います。だからといって内容が難しいというわけではありません。ただ、普段学校で習っているような表現ばかりじゃない、ということです。それこそがこの教材のおもしろいところでしょうが、ネイティブの子どもが見聞きしている生の英語がそこにあります。

リスニングを聴いた後は付属の英語日本語の対訳文に目を通す。そしてまたリスニングを聴く。この繰り返しです。小さい子どもなら、親が一緒に発音などをなぞってあげるのもいいでしょう。月に一度、無理のない長さの教材が届くので、ゆっくりと長い目で実践してみてください。

良かった所
内容や耳に残る英語のフレーズが面白いので、幼ければ幼いほど夢中になるかもしれません。ネイティブの子が絵本の読み聞かせで英語を覚えていくように、小さい子どもなら自然なかたちで同じように英語を覚えていくでしょう。何度も何度も、楽しく読み聞かせをしてあげてください。子どもが自然に英語のフレーズを口にしだしたら、それこそ成功です。

また、中学生や高校生にとってもよい教材だと思います。試験的な意味合いというよりも、自然な英語に触れるという意味でよい教材です。海外や留学などに興味を持っている、だけど英会話など習ってこなかった、という学生にはもってこいでしょう。内容は簡単ですが、このシリーズにはさらに中級、上級と教材がそろっていますので、自分の英語力に合わせて、どんどん先に進めていけばいいと思います。物語に出てくるいろいろな表現を覚えていけば、その辺のいわゆる英語が得意と言っている同級生に、ある意味で差をつけることのできる教材だと思います。

使用してみて思うこと
高校受験のとき、「リスニングが苦手だ」と話したら親が勝手に購読を始めました。いったいどこから見つけてきたのかと思ったのですが、せっかくなのでやってみる。内容は絵本なので幼稚な感じがしましたが、それでもシドニー・シェルダンの描きだす世界観は発想豊かでとてもはまりました。リスニング、というより物語の方に目は持っていかれていました。

ただ、やっぱりちょっと内容が当時わたしがもとめているのとは違ったかな。目的が入試のリスニング対策だったため、この教材に頼ることはなかったかと思います。気づけば引き出しの中で眠るだけ。

そんなドゥリピーですが、先日押入れの中から出てきて、改めてクオリティーの高さに考えいりました。自分に子どもができたら、はやい時期に読み聞かせてあげたい教材です。

Adventures of Drippy: The Runaway Raindrop

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ライタープロフィール

横浜ホームズさん/男性/年齢:30代/横浜在住、福岡から横浜に来てはや10数年。もはや博多っ子と浜っ子の境を見失う30男。美しいものが好き。だけど醜いものはもっと好き。人生、味がある方がいいよね。