英語教材体験記
英語教材を使用してみてよかった所、イマイチな所、使用して思うことを紹介します。

子ども向け英字新聞できれいな英語を学ぶ:ASAHI WEEKLY

2013/08/19

どのような教材か
子供向けの英字新聞です。購読すると、一週間に一紙のペースで配達してくれます。子供向けとはいえ、それなりのボリュームがあります。大人でも、ちゃんと読めばそれなりの読み応えがあると思います。

毎週一紙届きますので、一週間かけて、隅々まで読みこなすということを実践してみましょう。時事的なネタから、ちょっとした物語まで、文のジャンルも多岐にわたっています。英語が得意な子も、また苦手な子も、どうしても良質な英文に触れる機会が少ないのが現状だと思います。英語の勉強といえばつい文法だったり、試験に出る内容だったりに偏りがちです。ただ、それだけでは結局実用性というものが身につかない。中学生や高校生にどこまで英語の実用性を考えさせるかは別にしても、参考書にありがちな、日常であまり使わないような内容の英文よりよほど意味があると思います。

また、内容的に難しい記事もありますので、子どもに読ませる一方で大人が使用するのもいいと思います。一般の英字新聞はちょっと難しいと感じる人には、いい勉強になると思います。

良かった所
継続すれば、それなりの効果があると思います。まず何よりも、先に触れたとおりいろいろなジャンルが載っているのがいい。広く英語の勉強をしている方なら分かっていることだとは思いますが、一言で英語といっても、場面場面によって使われる英単語や表現は違ってきます。例えば新聞、ビジネスシーン、学術論文、小説、日常会話などなど。わたし自身の話ですが、大学院時代、そうとう英語論文を読んでいたので小難しい英文はわりとよく読めました。ただ、それが英語小説になると辞書なしにはまったく読み進められない。ようは日常生活で使うような単語や表現をまったく知らなかったからです。その点、この新聞には簡単なものではありますが、そういったトピックが設けられており、はやい時期から子どもにいろいろな表現等を学ばせることができます。いわゆる参考書の類ではないので、試験的な英語力というのがどこまでつくのかは分かりませんが、間違いなく、本物の英語力はつくのだろうと思います。

使用してみて思うこと
実際に、購読していた経験があります。親がかってに購読を始めたというのが正確なところですが、中学時代、暇な時に手にとっては読んでいました。ただ、今思えばこらえしょうのない子どもでしたので、分からない単語やフレーズをまめに調べたり、隅から隅まで熟読したという思い出はありません。まったく後悔するとこですが、今となっては仕方なし。例えば当時、親が無理やり読ませていたら読んだのか、それも怪しい。ようは子どもが興味をもちそうなものを、できればそのうえで良質なものを与えてあげるというのがいいのでしょう。好きこそものの…ではないですが、子どもに勉強をさせる近道は、子どものやる気を引き出してあげることだと思いますので。この新聞がはまる子どもであれば、ぜひ購読してあげてください。

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ライタープロフィール

横浜ホームズさん/男性/年齢:30代/横浜在住、福岡から横浜に来てはや10数年。もはや博多っ子と浜っ子の境を見失う30男。美しいものが好き。だけど醜いものはもっと好き。人生、味がある方がいいよね。