英語教材体験記
英語教材を使用してみてよかった所、イマイチな所、使用して思うことを紹介します。

TOEICのさらなるレベルアップに:英語伝

2013/07/08

どのような教材か
英語のリスニングをより楽しく進めたいという方におすすめの教材を紹介します。 英語リスニングの学習教材には様々なものがありますが今回私が紹介するものはウェブサイト上にある無料の学習サイト「英語伝」(http://www.eigoden.co.jp/)です。このサイトを初めて見つけたのはもう7年ほど前のことですが、今でもほとんどコンセプトやレイアウトが変わることなくネイティブが日常よく使う自然な表現を会話形式で紹介しています。変わらずに続いているということはそれだけ根強い人気のサイトだと言えるでしょう。英語伝には2人の会話の音声、スクリプト(和訳)と重要センテンスや言い回しの解説が付いています。音声はリアルプレイヤーで再生できるのでパソコンにインストールされていれば全て無料でダウンロードできます。会話のジャンルも使える英会話集という日常的な話題を英語で表現するとどうなるかといったものや、女性の英会話劇場という女性ならではの話題、例えば恋愛、ファッション、ダイエットを取り上げたものなど幅広く本当に楽しみながらリスニングできる内容になっています。

私はこのサイトの会話を最低1日1つ聞いていました。1回目は最初から最後まで通して聞き大まかな意味をつかみます。2回目は聞き取りにくかったところに集中して聞き1回目と比べて聞き取れたかどうかを確認し、その文章については解説を読んで意味を頭に入れます。もしここで初めて知る英単語や表現があればそれを書いたり、音読したりして覚えます。そして最後にもう1度全体を通して聞き取って完了です。ただ、会話集の中には長めのものもあるので、そのときは無理せず途中までで区切っても良いと思います。

良かった所
この教材を使い始めてから日常会話のちょっとした表現をたくさん覚えることができました。朝起きて身支度を整えるときの会話、仕事のミーティングで使う表現、同僚とのランチタイムの会話、好きな人へのアプローチのひとことなど場面のバリエーションが多いので、こういうとき英語では何て言うのだろうと思ったとき使えるものがカバーされています。音声にはネイティブスピーカーの自然な会話が収録されているので自分も実際その場にいるような臨場感がありますし、最初からこのスピードでリスニング練習をしていくので慣れるまでは付いていくのが大変ですが聞き取れるようになると他の英会話やニュースも楽に聞き取れるようになります。また英語伝の中では和製英語を正しく英語で言うとどうなるかというテーマや、日本での流行語を英語で表現する場合など本当に身近な話題に触れられている内容が多いので日本語や日本のことについて改めて知る機会にもなります。

イマイチな所
これだけ気軽に楽しくしかも無料で英語のリスニングが学べる教材ですのでこれ以上の改善点は今のところ特にありませんが、挙げるとすればこれまでの会話を大まかでもいいのでカテゴリ毎に分けてくれるとより探しやすくなるかと思います。それから各会話の最後に簡単で良いのでチェックテストのような理解度を確かめるものが付いていると定着度がより分かりやすくなるのではないでしょうか。

使用してみて思うこと
日本人が英語学習で苦手としているのが英会話とリスニングです。しかし英語学習の中で比較的学習の効果が出やすいのは実はリスニングなのです。「リスニングが苦手」というのは単に訓練が足りていないだけという場合が多く、毎日少しでも英語を聞くことで苦手は十分克服することができます。ですからこれから英語リスニングを強化したいと思っているならば、短時間でも良いので毎日欠かさず聞くということを心がけてほしいと思います。英語伝は中学英語以上のレベルからビジネスレベルまでをカバーしています。会話表現や英単語のレベルが幅広いことに加え、会話の内容が面白いものが多いので私はこのサイトをよく利用します。これまでリスニングは苦手で…と思っていた方にこのサイトを使って楽しくリスニング学習をしてもらいたいと思います。

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ライタープロフィール

ビッキーさん/女性/年齢:20代/千葉県在住、TOEIC 915点(リスニング満点取得)。旅行と食べ歩きが趣味のアラサー女性です。日頃はカロリー控えめのヘルシーな料理作りに励んでいます。