インドってどんな所?
インドに長期滞在したそまちひろさんが、現地の様子を紹介します。

ジャイサルメールでキャメルサファリに参加してみた

2015/02/24

ラクダに乗って砂漠の散歩

ラクダに乗って砂漠の散歩

ジャイサルメールで最も人気のあるアクティビティは、何と言ってもキャメルサファリ。これは、ラクダに乗って砂漠の散歩を楽しみ、何もない砂漠のど真ん中で野宿するという、なかなかスリリングなツアーです。

わたしがジャイサルメールまで行ったのも、このキャメルサファリに参加したかったから。泊まっている宿で申し込むのがいいとのことだったので、宿主催の1泊2日のツアーを予約しました。3食込みでRs1200(約2400円、2008年12月当時)でした。

さて、砂漠の夜は冷えます。そのためあらかじめお土産屋さんで防寒用の毛布を購入しました。それからありったけの防寒着を持っていきました。就寝時テントがないということは、星空の下ふきっさらしで寝るということなので、この防寒グッズはとても役立ちました。

早朝にジープが宿まで迎えに来て、砂漠というよりサバンナのようなエリアをひた走ります。途中らくだに乗り換え、目指すはさらさらの砂丘。らくだの乗り心地ですが、かなり揺れるのでお尻が痛くなって大変でした。携帯まくらなど、クッション的なものがあるといいかもしれません。

移動の合間にランチ。ガイドさんがその場で料理をしてくれるのですが、豆スープとチャパティと米、みたいな質素なもので、正直足りない……。安いツアーに参加する場合は、チョコやビスケットなどを別に持ってのがオススメ。

夕焼けに間に合うように砂丘に着きました。真っ赤に染まる砂丘は言葉を失くすほどの美しさ。長かった道中が報われたような気がしました。ただ面白かったのが、そんな神秘的な風景の中に、らくだでビールを売るおじさんが紛れ込んできたこと。完全に観光客狙いの商売で、ビール1本Rs200ルピーと相場の何倍もしましたが、ツアーメンバーと分け合って楽しみました。

真っ赤に染まる砂丘は言葉を失くすほどの美しさ

真っ赤に染まる砂丘は言葉を失くすほどの美しさ

このツアーは安めの価格設定だったので、食事は微妙、就寝時テントなしの待遇でしたが、食事やイベントのオプションが選べるゴージャスサファリもあるようなので、その辺りはお財布と相談しながら決めてくださいね。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。