- 作詞家の舞台裏
- 「作詞家の日常生活」「作詞家の収入源」「作詞家のメリット」「作詞家のデメリット」「作詞家になる方法」など作詞家の舞台裏を紹介します。
作詞家のメリットとは?
2014/04/09
作詞家のメリットは、仕事を選ぶ事ができる。時間に自由を感じる。世界観が広くなった。交流が広くなった。様々な場所に行ける。家族といる時間が長くなった等があります。
私が作詞家になる前は、午前中と午後に結婚式場でエレクトーンを弾き、夕方8時から深夜3時までピアノの掛け持ちをしていました。土曜日や日曜日の区別も無く、クリスマスや正月でも仕事が入ります。
結婚して子供が一人いましたが、朝はギリギリまで就寝し起きたら翌朝3時まで帰りません。確かに普通の会社員の5倍は収入がありましたけど、家族が崩壊する寸前でもありました。仕事を減らせば良いのですが、私のような仕事は何の保証も無く、稼げる内が華ともいいます。結局家族のことを考え、充分な蓄えを元に印税生活できる作詞家になったのです。
ピアノの仕事を全て辞めたとたん、時間が有り余ってしまいました。今までの罪滅ぼしに朝食を作り、子供を学校まで送り迎えします。嫁さんと一緒にショッピングしたり、街を歩いているだけでも新鮮な気持ちになりました。土日にはお弁当を作って公園に行ったり、家族で旅行したり、映画を観に行ったりと、タップリ家族との時間を作る事ができました。
心に余裕が出てくると、仕事も順調に進んでいきます。音楽事務所を立ち上げ、自主レーベルを運営するようになり、有望な作詞家や作曲家が沢山集まってきたのです。収入はピアノを弾いていた時の三分の一ですが、労働時間は1日2時間から3時間です。私が感じた作詞家のメリットは、自分自身で自由に時間配分できる心と人生の余裕です。
夏休みは毎日のようにプールにでかけ、クリスマスも正月もゆっくり過ごせます。海外旅行にも行くことができ、家族の思い出がアルバム一杯になってきました。
作詞家の仕事に経費は殆ど掛かりません。私の場合は大学ノートと写譜ペン、そして原稿用紙だけでした。売れっ子の作詞家は原稿用紙1枚が数千万、数億になるのですねえ。私ですか?私は原稿用紙1枚24万円ですが、依頼を選別し年に数本しか受注しません。しかし、人生はお金よりも時間が大切だと判りましたから、それで満足しています。
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Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。