ロングステイ
長く滞在して気付くの本物の魅力を紹介します。

野生の鳥が幸せに暮らす島〜ティリティリ・マタンギ島

2010/09/06

ニュージーランドにはとてもユニークな名称の土地があります。それはマオリ語からきているからですが、発音しにくい名称も多々あります。チリチリマタンギもそのひとつ。ティリティリマタンギというのが英語的発音のようではあります。

さて、この不思議な名前の島ですが野生鳥類保護指定島です。住民はおらず、政府の自然保護協会の人が住んで管理をしているところです。この島では、ニュージーランドに生息する鳥がすべて見られるといっても過言ではないでしょう。

中でも超目玉は、本土では絶滅しかかっているタカヘ。キウイを筆頭に、飛べない鳥が多いニュージーランドですが、タカヘもそんな鳥の一種です。美しい青と緑の羽根を持ち、赤いくちばしが特徴的な鳥ですが、人を魅了するのはその大きさです。小鳥ではなく鶏くらいの大きさで、でっぷりとしており、歩くのが遅いのです。そのために、ほかの動物に襲われて絶滅寸前なのですが・・・。そんなタカヘがここでは安心して暮らしています。

ちなみに、オークランドの道端で、このタカヘにそっくりな色かたちの鳥を見かけることがあります。大型の鳥で、初めて出会うとちょっと感動してしまうような鳥です。ただ、少しタカヘより足が長く、走れて、飛べるのが違いといえます。これはプケコ。そっくりだけど、別の種類の鳥で、絶滅の危機にはありません。

また、この島にはブルーペンギンの巣もあります。数は多くはありませんが、散策中に巣のふたを開けてのぞくこともできます。ただ、昼間は泳ぎに行ってお留守が多いのですが。

そのほかにも、ファンテイルやサドルバック、ツイなど鳥好きにはよだれがでそうなパラダイスだといえるでしょう!

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。