ロングステイ
長く滞在して気付くの本物の魅力を紹介します。

知られざる学生の町…パーマストンノース

2010/06/15

パーマストンノースはニュージーランドの北島、首都ウェリントンから北上すること200キロあたりにある内陸部の都市です。オークランドほどではありませんが、洗練されたビルが建ち、お店の数も多く、町というより都市といったイメージが強いところでしょう。

そんなパーマストンノースですが、ここはニュージーランド最大の大学、マッセイ大学があるところです。そして、UCOL(インターナショナル・パシフィック大学)も近年開設されたために、多くの学生が行きかう学生の町です。

マッセイ大学はもともと農業学校が元で、最初は農学部のみを扱っていましたが、その後獣医学や理学部など多くの学部を開設して、今では巨大な総合大学になっています。また、ニュージーランドでは珍しい航空学部もあり、未来のパイロットたちも多く在籍しているようです。留学生の割合も多く、日本人からの学生もたくさん見られます。まったく予備知識なしでこの町を訪れると、「どうしてこんなに日本の若者がいるの!」と驚いてしまうことになるでしょう。

ただ、目玉となる観光名所がないために、素通りされてしまうことが多いパーマストンノースですが、長期滞在するには悪くないところです。道路がとてもきれいに計画的に整備されているので、渋滞になることが少なく、すいすい運転ができます。そして、大きなマナワツ川の支流が流れ込んでいるので、ほかの地域でありがちな水不足問題に悩むこともありません。

そして、学際の街だからなのか、物の値段がほかよりやや安く感じられます。10NZドルもあればお腹いっぱい食べられるのは、ほかの町ではなかなかありません。西側の町であるために、太平洋側の明るさはなく、やや裏さびれた雰囲気はありますが、それを除けば快適に暮らせる街だといえるでしょう。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。