ロングステイ
長く滞在して気付くの本物の魅力を紹介します。

2つのスキー場に便利、スキービレッジ、オハクネ

2010/05/19

オークランド発の長距離列車オーバーランダー号に乗って、世界遺産でおなじみのナショナルパーク駅を通過した次の駅がオハクネという町です。この街は北島最大のスキーエリアである「マウント・ルアペフ」の2つのスキー場「ファカパパ」と「トゥロア」に便利なスキービレッジです。

冬ともならば町中が毎日パーティのような賑わいを見せ、多くのスキーヤー、スノーボーダーであふれ返ります。ところが、夏は別の町かと勘違いするほど閑散としてしまいます。超有名なトンガリロ国立公園に程近いのですが、どうもあまりぱっとしない町なのです。

ちなみに、南島にあるクィーンズタウンもスキー場に近く、国立公園の玄関口とまったく同じ条件であるにもかかわらず、はるかに人気があり開発が進んでいます。オハクネ住民や不動産投資家たちは「いつかはクィーンズタウンに追いつき、追い越す!」と夢見ているようですが、実際にはなかなかそうもいかないようです。

そんなちょっぴり残念なオハクネですが、冬はとても生き生きした街になります。華やかで楽しい雰囲気が好きならば、隣町のナショナルパークに滞在するよりも、オハクネに停泊するべきでしょう。トゥロアまで車で約30分、ファカパパへは約1時間で到着できます。天候によって、一方のスキー場だけがオープンなんてこともありますが、その時でもオハクネからなら容易に行き先の変更ができます。

オハクネには安宿が多く点在していて、品ぞろえ豊富なスーパーマーケットもあるので少ない予算で長期滞在もできます。ただ、安い部屋から埋まっていくので、秋口には予約をいれるほうが確実です。なお、毎年11月と4月にはスキー場の格安シーズンリフトパスが期間限定で発売されます。5日間滑る予定があるなら、シーズンパスが断然お得!早めに計画を立てれば、大幅に節約できることになるでしょう。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。