ロングステイ
長く滞在して気付くの本物の魅力を紹介します。

昔ながらの自然に触れる…フィヨルドランド国立公園

2010/08/02

フィヨルドランドは世界遺産に指定されている国立公園です。ミルフォードサウンドがそのメインで、クィーンズタウンから毎日ツアーが出ています。

クィーンズタウンを出て、自然たっぷりだけど、うらさびしい道をひた走りに走ります。朝が早い出発のため、乗客のほとんどが寝てしまいます。そして、突然トイレ休憩のために起こされるのですが、そこであなたを待ちうけているものが・・・。

「kea」と呼ばれる鳥なのですが、これがくせものなのです。比較的大型なくせに、人懐っこく近づいてくるので、つい喜んでしまうのですが、実は相当ないたずら者なのです。頭がよく、口先が器用で、人間の持ち物を何でも持って行ってしまうのです。また、機械類を分解するのが得意で、カメラや携帯電話も目を離したすきにばらばらにされてしまうことも。過去に、ニュージーランドのテレビのコマーシャルでは、この鳥が車1台を見事にばらばらにする一部始終を放映していました(ちなみに保険会社のCMで、保険をかけとけばよかったねというおちでした)。

大きな鳥が近寄ってくるので嬉しくなってしまうけれど、絶対に餌はあげてはいけません。人になつけばなつくほど、いたずらは激しくなるので無視することです!

さて、そんなお楽しみを経験しながら、やっと、到着するのがミルフォードサウンドです。ここからは遊覧船が出ているので、ぜひ乗船してみるとよいでしょう。フィヨルドのジグザグをまじかに見るのは圧巻です。ちなみにニュージーランドを発見したのはジェームス・クック船長です。オーストラリアとニュージーランド周辺の海域をぐるぐる航海していた怖いもの知らずの船長も、さすがにこの曲がりくねったフィヨルドに入るのは怖がったということです。

関連記事
ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。