ロングステイ
長く滞在して気付くの本物の魅力を紹介します。

永遠に続くサーフ・ビーチ・・・ニュープリマス

2010/06/08

ニュープリモスは、ニュージーランド北島の西側につき出た部分にあるタラナキ地方、最大の都市です。英語ではNew Plymouthと書くので「ニュープリマス」と発音されることもあります。ただ、最大都市といってもとてもこじんまりしていて、数分もあれば中心部はすべて見て回れるような規模です。

そんな小さなニュープリモスの魅力は何といってもサーフィンです。タスマン海に面しているこの町は、その海のずっと先には、オーストラリアの東海岸ゴールドコーストなんかがあります。けれど、ニュージーランドから見れば西側、つまり日本でいうところの日本海側にあたるために、サーファーが喜ぶ荒波がわんさかと寄せてくるのです。地元ではニュープリモスの沿岸高速道路のことを「サーフィン・ハイウエイ」と呼ぶ人もいて、100キロにも及ぶサーフ・ビーチが延々と続いています。冬は大波、夏は小波ですが常に波があるので、いついってもがっかりするようなことはないでしょう。

また、ビーチは白浜ではなく、真っ黒な砂であるのもこの地区の特徴です。そして、ワイルドな荒波が押しよせるビーチには巨大な流木や牧場のフェンス、ヤギや牛の死体なんかも流れ着いていることも。

さらに、ニュープリモスから1時間ほどのドライブを楽しんで到着するワイタラという小さな町は、川と海が出会うところです。ここでは、潮の満ち引きによって激しく波の形に変化が出ます。よりテクニックが必要な波を求めている人には、おもしろいスポットでしょう。

また、海に流れ込む河口付近では、休日ともなれば多くの釣り人が陣取り、のんびり糸を垂らしています。ただ、幸運に恵まれなかったら・・・すぐ近くにある人気のフィッシュ アンド チップスのお店へ。テイクアウェイして、川べりにすわって食べるのも気持ちいいでしょう。天気がよく、くもがはれていれば、遠くに壮大なタラナキ山も眺められて最高の気分を味わえます!

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。