みんなの五つ星旅行記
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イタリアの「治安」 北でも港町に注意

2011/11/25

イタリア・ミラノ 警備する警察官

イタリア・ミラノ 警備する警察官

イタリアの治安、基本的に「南」が悪いと言われています。実はまだ南イタリア、特に、ナポリやシチリアあたりに行ったことがないのでなんとも言えませんが、北イタリアをおおよそ旅した経験から、日本人で一般的に言われているほど治安の悪さは感じられません。もちろん、日本とは比較にもなりませんが、スペインでスリに遭ってもイタリアでまだ犯罪に遭遇したことがないので、念のため。

でも今回、ジェノバという港町に行って「ちょっと危ないかも」と思いました。

ジェノバもしっかり北イタリアなので、街中で殺伐とした空気は感じられません。でも、パッと見た感じ、物乞いがいて、物売りがいて・・・明らかにイタリア人そのものではない人種をよく見かけました。褐色の肌、女性だと頭にベールを巻いているのでイスラム系なのは間違いなく、船で流れてきた移民なのでしょう。

特に今、アフリカ北部、チュニジアやシリアで政変が起きて大量の難民がヨーロッパに逃れようとしているとニュースでよく見ます。イタリアは移民に寛大な国、というよりも国境の警備が甘いので入りやすい、とも聞きます。そんな彼らが、移民で来たとはいえ生活していかないといけない、でも不法入国だからちゃんとした仕事には就けない、ということでジプシー化しているのだろうと、現地に行くとなんとなくわかりました。

よくイタリアで言われる、子どものジプシーに囲まれてスリに遭う、といったようなシーンには遭遇しませんでした。ただラッキーだったのかもしれません。しかし、港のあたりにはいかにも怪しげな雰囲気の人たちがたむろしていることもありました。夜は出歩く方ではないので、たまたま犯罪に遭わなかっただけかもしれませんが、警戒するに越したことはありません。

イタリアをよく旅していると、イタリア人もしくは欧米人と、そうではない人種というのがほぼ判別できるようになってきます。安全といわれる北イタリアでも、特に港町は"要注意"と言えそうです。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。