- みんなの五つ星旅行記
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イタリア／サーキットの街・モンツァの「鉄の王冠」
2011/11/15
モンツァの街並み
モンツァ駅
モンツァ・サーキットのあるモンツァは、ミラノ近郊というイメージが強いですが、実は、立派なドゥーオモもある街であることが、駅からサーキットに向けて歩くうちにわかりました。
もともとモンツァは、ブリアンツァの境界にある古都。7世紀、ロンゴバルド王国の中心として栄え、当時の「鉄の王冠」をはじめ、栄光を物語る貴重な品々がドゥーオモの宝物庫に収められているそうです。ちなみに、この鉄の王冠は宝石がちりばめられた金の王冠で、歴代イタリア王の頭上に輝いた由緒あるものとのことです。今でも黄金に輝いている姿は「威厳」がとても感じられました。
Tranitalia（イタリア国鉄）のモンツァ駅を出て、街の中心に向かって歩き始めると、ドォーオモのファザードと鐘楼が見えてきます。モンツァの中心にあるドゥーオモのこの大理石でできたファザードは、13〜14世紀にゴシック様式で建造された由緒あるものと聞きました。一方、鐘楼のほうは17世紀はじめの建立だそうです。
イタリアにある他のドゥーオモ同様、中には誰でも無料で入ることができます。この聖堂の内部、左側には「デオドリンダの礼拝堂」というフレスコ画が飾られています。そして、鉄の王冠を見るのは、別途入場券が必要です。さらに、貴重な品々が並ぶ博物館と宝物庫もあります。古いもので5〜6世紀から、歴史ある聖具や珍しい切手などもあります。どれも保存状態がいいので、もっと時間があればじっくり見たかったところです。モンツァの街で、ドォーオモでこれだけ素晴らしい所蔵品とめぐりあえたのは意外なことでした。
そして、モンツァの街の中心は、ローマ広場です。私が通ったときは、有機野菜のイベントが開催されていました。この広場を中心に、ブランド店やスーパーマーケット、レストランやバールなどが軒を連ねています。小さい街ながら、最低限のものは揃いそうだと思いました。ミラノとはまた違う魅力を大いに感じ、のんびりした空気が気に入りました。
Comune di Monza （イタリア語）
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AKIさん／女性／年齢：30代／大阪府在住、自己紹介：日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。