国内のおすすめスポット
国内旅行ではここがおすすめ!五つ星のおすすめスポットを紹介します。

北海道白老郡/アイヌの文化を知る「アイヌ民族博物館」

2019/11/19

私は毎回行き当たりばったりの旅をしています。どうしても行きたい場所以外は無理をせず、そのときの時間や気分に合わせて立ち寄る場所を決めているのですが、まさにそんな行き当たりばったりで辿りついたのが「アイヌ民族博物館」です。

北海道白老郡は空や自然を活かしたアクティビティが有名だそうですが、行き当たりばったりの私は予約なし。さらに参加人数が一人では開催されないものが多く、アクティビティではなく観光にシフトしたのです。そんないきさつがあり、地図で「アイヌ民族博物館」を見つけて立ち寄ることにしました。

アイヌ民族博物館はポロトコタンという名前も持っており、アイヌ語で「大きい湖」という意味なのだとか。博物館といっても外にあるアイヌの家並みを再現したエリアがメインで、名前の通り大きな湖の近くにいくつかの家が建てられています。敷地内はとにかく広く、約20,300ヘクタールあるのだとか。入口から奥まで懸命に歩いて3分はかかりました。なかなか遠いです。

博物館には歴史的な資料が展示されており、アイヌ民族がどのような文化を築き、寒さの厳しい地域で暮らしてきたのかが分かります。博物館から家を見学する流れが分かりやすく、感慨深いものがあるのでオススメ。よりアイヌ民族を身近に感じることができますよ。

さらに歴史的な展示だけでなく、かわいらしい北海道犬やクマにも会えます。北海道犬は某携帯電話会社のCMに登場している白い犬と同じ犬種で、国の天然記念物にもなっているので、なかなか見ることができません。私に話しかけてきてくれた夫婦は犬が好きで、ここでなら北海道犬と会えると聞いてわざわざやってきたそうです。

気軽に立ち寄ったにも関わらず充実した時間を過ごせたアイヌ民族博物館ですが、2020年春に現在の施設を活かしつつ、「民族共生象徴公園」というかたちにリニューアルする予定。再度オープンしたときにはまた行きたいなと思っています。

関連記事
ライタープロフィール

えのきさん/女性/年齢:30代/東京都在住/限りなくブラックに近いグレーな会社で激務を5年間経験。その後、自由を求めてフリーランスとして独立。現在は元気すぎる娘に手を焼く日々。趣味は一人旅と野球観戦とアニメと漫画。