フィリピンってどんな所?
フィリピン、セブ島在住のJack天野さんがフィリピンの魅力を紹介します。

日本とは違うフィリピンの誕生日

2012/09/03

日本とフィリピンの誕生日では、文化と祝い方に違いがあるのです。フィリピンでは、誕生日の為にお金を貯金していると言っても過言ではありません。

ネイティブの誕生会は、定番の豚の丸焼きと二日がかりで何十種類もの料理を作り誰がこんなに飲むのだろうと思うほどワインやビール、ラム酒、ブランデーがケースごと用意されます。特別な飾りも無く、誕生日のケーキも無く、着た順に勝手に宴会を始めていきます。通りがかりの通行人や見知らぬ他人まで混ざり込んできます。

誕生日の本人は、追加の料理を作り、お酒が無くなれば買出しに行き、汗びっしょにで対応しているのです。おまけに子供達や親達にお菓子のプレゼントを配っています。料理も残り少なくなり殆ど知り合い数名になった頃、やっと椅子に腰掛けてビールを飲みはじめました。

お金持ちのお誕生会は、庭にレンタルの椅子とテーブルと食器を綺麗に並べ風船でデコレーションしています。ハッピーバースデイが歌われケーキをカットしてから、一斉に宴会が始まります。料理は全てケータリングで飲み物別の1人前300ペソ(600円)くらいです。やがてゲームやビンゴが行われ、豪華な賞品が参加者に配られていきます。

子供達の誕生会は、ジョリビーやマクドナルドでのパッケージ企画が用意されています。学校の友達を呼んで昼間に行われます。友達からのささやかなプレゼントもあるようです。

ハイスクールやカレッジの誕生会は、主にホテルのプールサイドを利用して行われます。エントリーフィーと施設の使用料、そして料理とドリンク込みで1人前250ペソ(500円)からあります。この料金や水着のレンタル代、そしてリゾートまでの交通費も主催者が負担します。

フィリピンでは、すべて誕生日を迎える家族が負担し、お客さんにプレゼントをするのです。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。