フィリピンってどんな所?
フィリピン、セブ島在住のJack天野さんがフィリピンの魅力を紹介します。

フィリピンの食材で作るお漬物

2012/07/11

フィリピンでは鮭や鰻、高級な松坂牛まで、日本食材を扱う会社の冷凍国際便で入手する事ができます。セブ島にも日本食材専門店が多数あり、料理店に頼むと一緒に空輸してもらう事もできます。しかし、当然の事ながら空輸代や通関費などが加算され、かなり割高になってしまうのです。

フィリピンでは日本統治時代の農業技術や漁法がのこり、現地食材を利用した日本のお漬物や家庭料理を作る事ができます。野菜類は、ジャガイモ、薩摩芋、人参、キャベツ、レタス、ゴーヤ、青梗菜、セロリ、大根、キューり、ナス、カボチャ等、殆どがショッピングモールや市場で入手できます。

問題は、形と品質です。
キューリはゴーヤのように太く丸く、中がスカスカになっている物が多いのですが、良く探すと日本の原種に近い物を見つける事もできます。

大根は形が小さく辛味大根のような品種で、太もものような大根はありません。人参もサイズが小さく三分の一以下の大きさになります。これらは、土地の栄養分と気候に拠る影響が大きいのかもしれません。

日本人に欠かせないお漬物は、現地野菜で作る事ができます。私は、日本から持ってきたヌカ床に、ナス、白菜、キュウリ、人参、大根、青梗菜などを入れています。冷蔵庫に保管するのがベターですが、大きくて邪魔になります。流し台の下が冷やりして丁度良いと思います。

野菜を適当な大きさに切って塩をまぶし、重しをするだけでも簡単に漬物ができます。水が出たら捨てて塩を少し足すだけと簡単です。

ナスやキュウリは、水気がなくなるまで漬けるとパリパリの古漬けになります。

白菜と青梗菜をよく水洗いして天日に干し、塩を振ってシンナリしてきたら大根と人参、レタスと青梗菜を細かく切り、韓国唐辛子とコショウ、ニンニクを加えて白菜に混ぜ合わせます。美味しいキムチができますよ。

韓国食材は日本食よりも多く出回っています。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。