フィリピンってどんな所?
フィリピン、セブ島在住のJack天野さんがフィリピンの魅力を紹介します。

フィリピンで家を建てる方法

2012/08/05

フィリピンで長く暮らそうと考え出したら、家賃を払うよりも家を建てた方が安上がりです。また、若いフィリピーナと結婚した場合には財産として残す事も出来ます。

まず土地を購入しなければなりませんが、フィリピンでは土地の登記が曖昧になっています。しっかり測量をしてもらい杭を打ち、四方の地主に間違いが無いか確認する必要があります。

次に税金を支払っているか、抵当に入っていないか、権利は一人だけで他に相続者がいないか等を確認します。登記証書はコピーではなく本物を確認しましょう。

土地の価格は市役所に言って確認する事も出来ますが、外国人と判ると10倍の価格を提示する場合があります。私の知人が日本に帰るから土地を買ってくれないかと相談に来ました。「1平米5000ペソで購入し300平米あるから150万ペソ(300万円)だけど100万ペソでどうですか?」と言いました。

書類や領収書も揃っているのですが、場所を聞いて思わずハッとしました。市内から30分も離れており、インフラの悪い場所だったのです。「あのねえ、この土地ならば1平米高くても200ペソですよ、全部で6万ペソ(12万円)が相場です」と言ったらポカンと口を開けたまま黙ってしまいました。「私は10万ペソでも買いません」と断りましたが、後で地元のフィリピン人が4万ペソで買ったそうです。

土地の購入が済んだら設計図を描いてもらいます。この時に注意する事は、家族や兄弟が居つく事を避ける為に最小限の部屋数にする事です。仮に子供が出来たら子供部屋を増築すれば良いのです。

大工は頭領が日給300ペソ、大工が200ペソで見習いは100ペソです。5人雇って1日1000ペソ(2000円)も掛かりませんが、建築材は釘1本から全て自分で購入しなければなりません。

完成するまで毎日現場に行かないと、人数の確認も出来ませんし作業もまったく捗りません。しかし 2DKの一戸建てで50万ペソ(100万)1階がキッチンとリビングで2階が2ベットルームの二階建てで100万ペソと格安のマイホームを持つ事が出来ます。

関連記事
ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。