海外で生活すると、どのように英語を覚えていくの?
アメリカ人と国際結婚し、カリフォルニア州に住んでいるシャイロさんがどのように英語を覚えたのか紹介します。

家庭で始められる英語教育

2016/03/31

これから子育てを始める方々にとって、外国語教育は大変注目を集めていますね。特に私たちの様に大人になると「どうして子供のときから外国語にふれてこなかったんだろう。」「もっと小さな時から英語を聞いていたら・・・。」と後悔をすることがあります。確かに子供の頃は、ピアノ、水泳、野球、ダンスなど自分の興味ある事にしか目が向きませんし、外国語を子供に習わせたいのは親の意志であって、なかなか子供が自ら学習したいとは思いませんよね。ですが、親が子供に"興味を持たせる機会を作ってあげる"というのは大切な事だと思うんです。

私は、日本で英語の講師をしていましたが、数年前の子供達の世代と現代とでは、やり方次第で英語を覚える機会が格段に増えて来ているのです。

私の元にレッスンに来ていました生徒さんを例にあげますね。ご兄弟でレッスンにいらしていた子供たちがいるのですが、英語を始めたのはお兄ちゃんが6歳、弟さんが2歳の時でした。当然、お兄ちゃんの方が覚えが早く、2歳の弟さんは頑張って発音を真似てみたりしたものの、教室内に一緒にいて英語にふれるというのが精一杯でした。歌を歌ったり、簡単なゲームをしたり、この教室にくると楽しいんだという感覚を与え続けました。

そんな中、お母様に一つだけお願いしていた事があります。「出来るだけご家庭内でも英語に触れさせて欲しい」という事でした。その一つにyoutubeで英語の子供番組を見て欲しいというのがありました。これは、スマートフォンが普及し始めた今だから頼める事であって、数年前では難しかったことなのです。そしてお母様自身も、簡単な英語で一日何度かお子さんに話しかけて欲しい事を頼みました。難しいことではありません。Good morning, How are you today? などの、簡単な挨拶、褒める時には、Good boy! ご飯の時には、It's time for dinner! など、高校生までに覚えた英語力で十分カバーできます。また、スーパーに買い物に行った時に色々な野菜や果物のコーナーに行き、Onion, Banana, Tomato, Peachなど英語で見て言って触れてみましょう。決して難しいことではありませんよね。

するとどうでしょうか。一年後には3歳になった弟さんは、Youtubeを見ていたお陰もあり、綺麗な発音で英語を言い、そして私が知らないような難しい単語まで話すようになったのです。ご家庭内で英語の本を読んでくださっていたようで、3歳で英語の本も母親に読んであげれるようになっていました。お兄ちゃんの方は、英語のボキャブラリーなどの知識は向上したものの、学校で習っているカタカナ英語が既に身に付いてしまっていたせいもあり、なかなか発音を正すのに苦労をしていました。

現代では、スマートフォンのように便利なもので溢れています。こういった便利さは、私たちにとって良くない事も多いのですが、英語学習のように便利に取り入れられるものはどんどん利用してもらいたいのです。勿論、子供にスマートフォンだけを預けておいて、自然なものから隔離させてしまうのはアンヘルシーです。時間がある時には外へ行って、ドライブ中は英語の音楽をかけたり工夫するのもいいでしょう。私が小さい時は、両親はホイットニー・ヒューストンの曲をドライブ中にかけてくれましたので、子供のころから私の英語の発音はバッチリで何度もスピーチコンテストに出場した経験があります。

このように高額な英会話クラスに通わせなくても、ご家庭で出来る事は沢山あるのです。これから外国語の教育をお考えの方は、ご家庭内で出来る事から是非お試し頂けたらと思います。

関連記事
ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。