海外で生活すると、どのように英語を覚えていくの?
アメリカ人と国際結婚し、カリフォルニア州に住んでいるシャイロさんがどのように英語を覚えたのか紹介します。

頭で考えない英語

2016/03/08

日本人の悪い癖として、英語を聞きとると、勝手に頭の中でその意味を日本語へと翻訳しようとしてしまいます。例えば、こんな文章があったとします。I am having a guest who is my husband's aunt from Washington coming to visit me. この文章を読んで、すぐに会話を繋げる事が出来ますか?多くの方がおそらく、一生懸命に翻訳から始めようとするかと思います。ですが、それでは会話はどんどん流れていきますから、何も話せないうちに終わってしまいますね。せっかく会話できる機会があっても勿体ないですね。

「英文は頭で翻訳しない」というのが英会話でとても大切だと思います。英語で聞いたら日本語で理解しようとするのではなく、英語で聞いたら英語でそのまま理解するようにしています。基本的に、分からない単語が出て来た場合でも、気にしないことが一番であると思っています。いちいちその意味を気にしてしまっていては会話は上達しません。気になるのであれば、その場で聞く方がずっといいかもしれません。What's the meaning of~? という感じで聞いてみるといいかもしれません。

イングリッシュスピーカーの多くは、表情が豊かです。顔の筋肉をたくさん使って感情を豊かに表現しますし、何と言っているのか理解出来ない時でも、相手の表情やジェスチャーから、何となくそれが嬉しいことなのか、悲しいことなのかビックリしたことなのか理解できることが多いです。カッコいい事を言おうと思わなくても、あいづちだけでも返せれば、それも十分立派な会話です。

ビックリすること、いいニュースに関しては、Wow! That's amazing! It's Good for you! I am happy to hear that! 理解出来ない事やとんでもない事に対しては、That's unbelievable! That's ridiculous. I am sorry to hear it. など、ここでは紹介出来ない程に数々のあいづち表現があります。それが使えるだけでも、英会話はかなり豊かなものへとスキルアップしますので、是非学んでみてください。

頭で考えてパーフェクトな文法にしなくても、間違ってもいいので英語を話しましょう!間違えるのが当たりまえですし、間違える方がいいんです!まずは、勇気をだしてとにかく話してみましょう!

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。