海外で生活すると、どのように英語を覚えていくの?
アメリカ人と国際結婚し、カリフォルニア州に住んでいるシャイロさんがどのように英語を覚えたのか紹介します。

大好きな音楽を味方に付ける

2016/03/23

これまでも、楽しみながらできる英語習得の方法をいくつかご紹介してきましたが、「好きな音楽を見方に付ける」というのも、一つの良い勉強の方法だと思います。

私がまだ大学生だった頃、大好きな歌手ビヨンセの音楽を良く聞いていました。中でも"Listen"という、彼女の力強い歌い方が印象的な一曲が大のお気に入りで、暇さえあれば良くその曲を聞き流していました。

皆さんも経験があるかと思いますが、ハマってしまう音楽は、その時の自分の境遇に合う歌詞の音楽が多いと思います。例えば、恋をしている時や失恋をしてしまった時は、自分の心を高めてくれる音楽や癒してくれる音楽を求めます。辛い境遇にいるときは、音楽の歌詞自体が自分の事を歌っているかの様に感じ、共感を得る事で気持ちを整理したり、励まされたり、音楽の持つ力は莫大です。

そんなパワフルな音楽を見方に付けて、たまには英語の洋楽を聞いてみてはいかがでしょう?自分の心情にピッタリとくるものを選べば、自然と英語の歌詞を口ずさんでしまう程にハマってしまうはずです。

その良い例が、大ヒットを記録した、映画アナと雪の女王の主題歌でもある「Let it go~ありのままに」です。子供はもちろん、大人までもが"Let it go〜"と良く口ずさんでしまう程でした。レットイットゴーというカタカナ発音ではなく、子供までもがみなさん良く真似されて、しっかり英語の"レッイッゴー"という美しい発音で歌っています。「綺麗な発音を習得出来る」それが、音楽で英語を勉強できる良さでもあります。あの有名なビートルズの"Let it be"なんかも同じですよね。お気に入りの曲は、あなたにとってとても心地よく、例え母国語ではなくても、知らず知らずのうちに口ずさんでしまうものなのです。

英語の歌を聴く事は、リスニング力の向上にも繋がりますし、始めは音楽そのものを楽しんだら、次からは歌詞の意味を調べてみたりするといいですね。そして、何度も聞き流す上で調べた単語が出て来たら、その発音をチェックしたり、音楽を聞くだけで復習にも繋がります。聞きっぱなしでは、勿体ないと思うのです。素敵な音楽に出会ったら、是非意味を調べて、もっと英語を楽しみましょう!英語は、工夫次第でどんな勉強法も出来るかと思います。頑張ってくださいね!

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。