中国ってどんな所?
中国在住7年以上のヤンヤンさんが中国について紹介します。

中国では子供も産む直前までお腹をかかえて働きます

2014/10/16

中国では共稼ぎの家庭が多いと言われています。

ひとつには、アルバイトやパートの仕事がほとんどないので、正社員として働くか、専業主婦になるかの選択になります。専業主婦としてやっていけるほど裕福な家庭はそれほど多くありません。ですから、みんな正社員として働くのです。

スーパーのレジなどもみんな正社員です。日本ならスーパーのレジなどは、日中はパートさんで、夕方からは大学生で回していきます。ところが、中国ではほとんどが正社員です。そして、多くが子供を持ったお母さんたちです。みんな、小学校の子供でいても家において、夜10時まで働いています。

お母さんが仕事に行っている間は、お父さんが送り迎えをするか、お父さんも忙しい家庭はおじいちゃんおばあちゃんが面倒をみます。土曜も日曜も休みではありません。

スーパーなどは、朝班夜班と交代制なので夕方早めに帰ってきたり、朝遅くでることによって子供との時間をとるようです。

一方、産休は6か月しかありません。ほとんどが正社員なので、仕事をやめるわけにもいきません。ですから、子供を産む直前までお腹を抱えて働きます。子供が生まれたら半年ほどで、おばあちゃんにあずけ、自分はまた働きにでます。

ファーストフード、また学校でも大きなお腹を抱えて、うろうろしている人を見かけました。でも最近は、仕事をやめて子供をみる人も以前に比べて多くなったようです。

大学生がアルバイトをすると言えば、休み中、スーパーで売り子さんをするか、運がよければ家庭教師などをするようです。一般の人がアルバイトをするとすれば、小さなレストランでお昼時だけ働くこともできるようです。でも、時給はとても安いです。ファーストフードなどでもアルバイトができるようですが、時給は200円に満たないです。

仕事時間が多く、家族でいる時間が少ない。自由な時間も少ない。これも、昔の社会制度の名残と言えると思います。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。