中国ってどんな所?
中国在住7年以上のヤンヤンさんが中国について紹介します。

中国のちょっと変わった環境保護へと取り組み

2014/10/10

全世界で環境保護は叫ばれる今、もちろん中国も環境に対していろいろ考え始めています、

例えば、緑地化。私の住んでいる町では一昨年から急に道路に植林され始めました。ところが、元々街路樹が植わっていたところの、木と木の間にさらに植え出したのです。あれでは、後から植えた木、大きくなれないよなあ・・・。かなり強引な植え方です。

また、メイン道路の交差点にも木が植えられました。ところが、運転者の視界を遮ることに。

そして、大きい道路の中央分離帯にも低木が植えられました。でも、案の定みんなその木をまたいで道路を渡るため、だんだん獣道のような穴が出来てしまいます。そして、場所によっては鉄の柵にかえれて、そこにバラが植えられました。バラの季節になると、とてもきれいです。

いずれにせよ、町に緑が増えることはいいことだと言っている人もたくさんいるので、よかったのでしょう。

そして、大気汚染の原因の一つとなっている暖房。

中国北部では、冬になると、政府の管理下、ある所で一斉に水を温め、各家庭にそのお湯を送ることによって家を温める方式の暖房です。ですから、家に人がいてもいなくてもずっと家の中は暖かいのです。これも無駄だという意見があり、スイッチ式にしようと検討中のようです。

ゴミに関しては、道路に大きなゴミ箱が設置してあり、そこに自由に捨てるようになっています。もちろん、分別なんてありません。ビンもガラスも生ごみもみんな一緒に捨てます。

でも、紙などの再生資源はそれをゴミ箱から探してもっていく人がいるので、再生されているとも言えます。他にも、まだ使えそうなものがあればアッと言う間になくなります。

そして町中に、そんなゴミ箱があるので、住んでいるものにとってはある意味便利ですが、町の景観はあまりよくありません。

もし日本のようにカラスがいれば、あっと言う間にカラスだらけになって大変ですが、中国ではカラスをみかけません。ゴミ箱も大きく犬も届かない高さなので、犬もあさることができません。だから常にゴミ箱に何か入っていても、ゴミをあさるのは人間だけです。

そして、数年前からスーパーの買い物袋も有料になりました。以前の無料で買い物袋をもらっていたときは、あまりの弱さに帰るまでによく破れてしまったものです。でも、有料になってからは日本のビニールの買い物袋のように丈夫になり、何度か使うことができます。

これは、環境保護に大きく役立っていることだと思います。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。