中国ってどんな所?
中国在住7年以上のヤンヤンさんが中国について紹介します。

中国人の家にお邪魔しました

2014/09/01

今、中国では貧富の差がどんどん大きくなっています。それは家や車にも現れていると思います。

私自身はそれほどお金を持っていないので普通なら相手にしてもらえそうにないお金もちの人も、私が日本人だというだけで、お金を持っていると勘違いをして、お友達になってくれる人も多いのです。だから、そんなお友達の家にお邪魔することもあります。家には、お手伝いさんもいて、床は大理石だの家具も高級そうなものがずらり。寝室もお客さん専用もあり、いったい何室あるのやら。大きなリビングの一角には子供用の遊び場もありブランコや小さなジャングルジムもあります。まるで小さな公園のようです。

そして、必ずといっていいほど中国人の家の寝室にあるのが、ウエディングドレスとタキシードを着た二人の大きな写真。横70〜80センチ、縦90〜100センチはあるような大きな写真です。子供がいれば、大きな子供の写真も飾ってあります。こんな大きな写真、日本なら恥ずかしくて飾れません。でも、一般家庭以上ならこういった写真が、寝室に、もしくは客間にドーンと飾られています。

その一方、蟻族と言われる若者も大勢います。今は大卒であってもコネがないと、なかなかいい会社へ就職できません。それで、高学歴でありながら地方から出てきた若者は、低収入なため、一つの部屋を何人もの若者でシェアーして住んでいるのです。一般家庭が住む2LDKに20人もの若者が2段ベッドにひしめき合って住んでいるのです。

そこまで、ひどくはないものの、やはり2DKに4、5人で住んでいる友達は大勢います。そういった友達の家に遊びに行くと、冷蔵庫、洗濯機はもちろんありません。大勢で住んでいるため、物は散乱しています。なかなか忍耐がいりそうな生活環境です。

そして、さらに低収入の工員の家族の家に食事を呼ばれたこともあります。床はコンクリート。子供も含め家族全員が一つのダブルベッドに寝ているようです。もちろん、部屋は一つ。幸い、その人は家で仕事をしていたので、作業場がもう一つありました。家具は机が一つあるだけでした。

私が伺った家はすべて都市の市内に住んでいる人ばかりです。田舎へ行けばさらに、衝撃的な家を見ることができるでしょう。貧富の差は本当にすごいです。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。