中国ってどんな所?
中国在住7年以上のヤンヤンさんが中国について紹介します。

旅行中食べたあの味が忘れられない

2014/08/12

中国は地方によって食べるものが全く違います。南の人は主にお米を食べます。北の人は小麦粉を食べます。小麦粉でも、ある地方では麺類を、別の地方では水餃子をよく食べます。

ここ山東省では、「マントウ」(饅頭)を主食とする人が大勢います。マントウというのは、肉まんの具がないものです。若い人はご飯も食べますが、年齢が高くなるにつれてご飯よりマントウの方をよく食べます。

朝には、「ヨウティアオ」(油条)といって、揚げパンのようなものを食べる人が大勢います。揚げパンより、生地は軽く食べやすいです。油条に豆乳を飲みます。これらは、道端に売っていて、それを買って会社で食べるのです。豆乳の代わりに「ドウフナオ」(豆腐脳)と言って、つゆの中に絹ごし豆腐がドーンと一丁入っているような感じの食べ物を食べる人もいます。

旅行で中国に来た時、初めてこの豆腐脳と油条を食べてとても感動しました。安くておいしい〜んです。また来ることがあったら、絶対食べるぞっと思ったものです。

でも、油条は朝早くでないと売ってないこともあり、今でも食べる機会はあまりありません。衛生的にも、あまり食べないほうがいいと周りから言われています・・・

その他、「バオツ」といって肉まんの皮の薄い物もよく食べます。これは、具もお肉と白菜、ニラと卵、お肉とシイタケなどいろいろ種類があって安くておいしいです。私も、時々買ってお昼に食べることがあります。お店によって味も具も全然違うのですが、やはり並んでいるお店のものがおいしいです。

そして、親戚や友達が集まると食べるのが水餃子です。皮も自分たちでこねてつくります。最近では機械で作った皮も売っていますが、自分で作った皮のほうが断然おいしいです。具は、肉と白菜、セリと肉、と言うように、お肉と一種類の野菜で作ることが多いです。日本の餃子のようにたくさんの野菜の味を楽しむことはありません。私は、ピーマンと豚肉の餃子がお気に入りです。日本ではこんな具ありませんよね。

中国にはおいしい食べ物がいっぱいです。改まった高級な中華もいいですが、庶民の食べる料理の中にもたくさんのおいしい料理があります。中国への旅行は食事も一つの楽しみになりますね。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。