- 中国ってどんな所?
- 中国在住7年以上のヤンヤンさんが中国について紹介します。
ドアが開かないタクシー、でこぼこの道
2014/09/18
中国でオリンピックが開かれた2008年を機に、街の様子が大きくかわりました。以前は、ほとんどのタクシーはボロボロで、一方のドアが開かないタクシーも珍しくありませんでした。(中国のタクシーは自動ドアではありません。もちろん今も自分で開けます。この開かないというのは、開け閉めができないという意味です)ですから、車道側からわざわざ乗り込んだりしました。ドアもしっかり閉まってないため、隙間から下の道路が見えるのです。
バスも、木の椅子で、バスが横に揺れるとズズーッとすべり落ちそうになるし、縦に揺れるとドスンドスンとお尻を打ち付けるのです。そして歩いている人とどちらが速いのだろうという速度で走ります。あげくによく故障して、バスから降ろされます。
ところがオリンピックが近づくにつれ、オリンピック会場近くを通るバスから新しくなっていったのです。タクシーも、新車へと変わっていきました。オリンピックを境に、以前のボロボロタクシーに、とろとろバスは街から消えました。今では、環境にいいと言われる電気バスも走っています。
道路は、それまではデコボコで、雨が降ると水がうまく流れず足首まで溜まってしまいました。ですから、雨が降ると道路を歩くのが大変でした。
ところが、そういった道路がすべて掘り起こされ、改善されました。オリンピック時には、タイルのはめ込まれたきれいな道路に整備されました。
でも、そういった道路の整備は農村から出稼ぎにきた農民がするので一見きれいに見えますが、1年もたたないうちに、でこぼこになり、タイルは割れてその整備に追われます。それでも、今では町中、以前のように雨が降っても排水もよくなり、水もそれほどたまることもなくなりました。道路もきれいです。
街では建築ラッシュで高層ビルがどんどん立ち並んでいます。少し中心部から離れると、住み手がいなく空き家だらけのマンションもたくさんあります。それでも、マンションは建てられ続けています。
2008年以来、古いものはどんどん壊され、なくなり、新しい建築物が増えています。この大変化は、大都市北京や上海だけでなく中国の大きな都市どこでも見られます。
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ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。