中国ってどんな所?
中国在住7年以上のヤンヤンさんが中国について紹介します。

中国の車はバックができない?!

2014/09/12

中国では急激に車に乗る人が増えた一方、駐車場の整備が追い付かないため、それと、駐車場にとめなければいけないという感覚が薄いため、道路は駐車する車でいっぱいです。狭い道にも両端に車を駐車するため、一台しか通る道幅が残されていないことも多いのです。そんな道路で車がはち合わせなりそうになったら、日本なら空いているスペースに入って待つ、幅が広い所までバックするなど譲りあいます。

ところが、中国ではとにかく突き進むのです。私から見れば、一方がちょっとバックして空いているスペースに入れればすぐ離合できるのにと思うのですが、バックしません。警笛を鳴らし続け、とにかく突き進むのです。狭い道を離合するテクニックはすごいものですよ。でも、バックして譲りあっていれば今ごろだいぶ進んでいるだろうなあ、と言うほど時間がかかります。

また、事故を起こすと警察が来るまで事故車を動かしません。当然のことながら大渋滞です。以前、3車線道路(片道1車線と2車線)で交通事故が起こってしまい、2車線がふさがれてしまいました。大渋滞です。そこへやっとかけつけた警察はなんと3車線目に駐車。完全に通行止め状態になってしまいました。

またある時、バスに乗っていると、隣を走っていた車と接触してしまいました。案の定バスの運転手と乗用車の運転手は言い争いを始めたのですが、よく聞いてみるとバスの運転手は「あんたがよう見えんかった!だからぶつかったんだ〜」と言っているのです。そこは、謝る場面では・・・と思いますが、やはり黙ることもせず相手に向かって叫んでいました。

以前中国人の人が、中国で運転するには技術より度胸と勇気が大切、と言っていましたが本当にそうだと思います。私はとても運転する気にはなれません。譲り合わないのも、中国人独特のメンツのせいでしょうか。事故を起こしても、まず文句をいうのも中国人の特徴かもしれません。車に関しては、注意してみていると日本人からはありえない!ということが日々起こります。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。