タイ旅行記
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アユタヤと日本人の歴史

2014/01/17

現在アユタヤの「日本人町」には記念公園があります。ここにある庭園は日本風で趣のあるものでした。記念公園の周りは殺風景なかんじがしましたが、ここにぽつんとある記念公園は、少しだけ「日本」を感じることができました。

資料館を案内をしてくれる日本人の方もいたので、すっかりここでは日本気分に。いつも思いますが、異国で日本人と出会うと、自分が日本に戻っているような、とても不思議な気分になります。

アユタヤのあるエリアには、かつて多くの日本人が暮らしていたと言います。「日本人町」と呼ばれるそのエリアはアユタヤ遺跡がある場所からはだいぶ離れていました。そうとはいってもアユタヤ遺跡をゆっくり見学した後、自転車で日本人町を訪れることができる距離です。

アユタヤの日本人町に日本人が住んでいたのは14世紀〜18世紀とのことだと言います。こんな時代から東南アジアとの繋がりがあったとは驚きです。多い時には1000人以上の日本人が住んでいたそうです。こんな異国の田舎に日本人が1000人?!今ではまったく想像もつきません。アユタヤに住んでいた日本人の職種は貿易商、伝道師など様々だったといいます。

かつての賑わいは想像しにくいこのエリアですが、そこにはちゃんと当時の資料が残されていました。日本人町の記念公園内には現在資料館があり、案内人の方が丁寧に資料館の展示ルームを案内してくれます。

歴史についてもしっかり説明してくれましたが、もっと面白かったのは、案内をしてくれた方の身の上話です。タイ人の奥様がいることや、タイでの暮らしなどについて語ってくれました。これがツアーのお客さん相手となると、忙しくてそんな時間もとれないのかもしれませんが、私達が日本人町を訪ねた日は、あまりお客が入っておらず、たくさんお話してもらえたので、ラッキーでした。日本からこれほど離れた場所で、タイと日本の歴史について日本人観光客に説明するお仕事はさぞかし大変だろうなと思いましたが、お話が面白く、良い思い出となりました。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。