沖縄旅行記
「首里城公園」「万座毛」「琉球村での体験」「美ら海水族館」「ひめゆりの塔」など沖縄旅行記を紹介します。

「ひめゆりの塔」で沖縄戦を考える

2013/07/28

沖縄での定番ツアーで必ずといっていいほど訪れる観光スポットの1つ、ひめゆりの塔。自分で旅をするフリープランだと、わざわざ訪れようとなかなか足を運ぶのも難しい場所なので、最初に連れて行ってもらってよかったな、と今、思いますね。

ひめゆりの塔は、沖縄本島の南部にあります。沖縄県女子師範学校と沖縄県立第一高等女学校の生徒と職員によって構成されたひめゆり学徒隊は、南風原陸軍病院に配属され、負傷兵の看護や壕掘り作業を行ったそうです。その後、太平洋戦争における沖縄戦の戦況悪化で、今のひめゆりの塔がある第三外科壕に移転。1945年6月、その病院が解散した後、女学生のほとんどが戦死したのは、有名な話です。塔は、看護要員として奮闘した少女たち219人をまつるもので、いつでも参拝者が絶えません。

このひめゆりの塔の横に、平和記念資料館がありました。当時の防空壕のジオラマなどもあり、戦時中の悲惨な光景が目に浮かんでくるようでした。わずかに生き残ることができた生存者たちの証言なども展示されていて、読めば読むほど、その悲惨さがとても伝わってきました。

今の時代では考えられませんが、まだ女子高生だった少女たちが戦争で亡くなっていった・・・沖縄戦の悲劇が最も学べる場所だと思いましたし、必ず一度は足を運ぶべき。

ひめゆりの塔では、日本の歴史、特に太平洋戦争について、改めて学ばされることが多かったです。

また、近くにある旧海軍司令部壕にも行きました。ここは、1944年に日本海軍設営隊によって掘られたとされ、当時、約4,000人もの兵士を収容していたそうです。かつて450mあったとされる壕のうち、一部が一般公開されていましたが、内部はまるで迷路のよう。兵士たちが掘ったであろうツルハシの跡なども生々しく残っていたり、司令官室の壁面には愛唱歌も残されていたり。のちに司令官以下、兵士たちは自決したことを考えると、戦争についてここでも改めて考えさせられるものがありました。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。