ドトール仕事体験記
「職場としてのドトール」「ドトールの仕事ってどんなもの?」「ドトール店員がおすすめするドリンク」などドトールでの仕事体験記を紹介します。

ドトールで働いていて感動したこと

2020/10/14

ドトールで働いていた時に1番感動したことは、思い返すとやはりお客さんとのやりとりの中で感動したことが多かったかなという印象ですが、そういうことはきっと接客業をしていれば多くの人が体験するもの。「ドトールだからこそ」という感動体験は何だっただろうと自分なりに考えた結果、それはやはりコーヒーについてだろうと思います。

ドトールでは折に触れてコーヒーについての研修のようなものが行われるのですが、各店舗の代表が集まってやるような比較的大きな研修もあれば、店舗でやるこじんまりとした、勉強会のようなものもあります。私は大きな研修に参加した経験はないのですが、店舗でやった研修にはもちろん何度も参加しました。その中で私はコーヒーの味の違いを学び、感動体験をしたのです。

私は食いしん坊だけれどグルメでは決してない、普通に美味しいものをお腹いっぱい食べれば満足というタチ。なのでコーヒーの味の違いなど、それまでわかりませんでした。何となく好みの味はこれだなとわかる程度。それがドトールの勉強会でガラリと変わりました。実際にお客さんに販売するハンドドリップの器具を使った勉強会だったのですが、丁寧にハンドドリップして淹れたコーヒーの美味しさにとても感動したのです。

決められた範囲の温度にお湯を沸かし、コーヒー豆の量をきちんと計り、蒸らしの時間を計って少しずつ淹れる。これをするだけでコーヒーの味が格段に良くなるのです。これにはびっくりすると同時に感動しました。味に敏感ではない私でも感じることができる味の違いは、少し味に敏感な人ならもっと感じられると思います。また豆が挽き立てかどうか、ストレート豆とブレンド豆の違い、お湯を注ぐスピードの違いなどなど、同じコーヒー豆でもいろんなことで味が少しずつ変わるということ感動を覚えました。

これを機に私はハンドドリップの器具をそろえ、いつでも自分が大好きな味にコーヒーを淹れられるようになりました。普段はなかなか時間がないですが、休日には時間をかけて自分なりのこだわりコーヒーを淹れて楽しんでいます。これぞドトールで働いたからこそ得られた充実の時間。きっとこのコーヒーの楽しみは一生モノだと思います。

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ライタープロフィール

李内(りうち)さん/女性/年齢:30代/町田市在住/愛知県生まれ。夫と愛犬の3人暮らしのごくごく普通の主婦。仕事はサービス業。趣味は読書、料理、仕事。犬が大好きで愛犬と過ごす時間が何よりの幸せです。