みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

フランスでよく見た「日本」のニュース

2012/03/04

パリの書店に並ぶ「日本」

パリの書店に並ぶ「日本」

海外に行くたび、日本がいかに小さな国かが思い知らされます。ヨーロッパ滞在中でも例外ではなく、日本のニュースを現地のテレビで見ることは今までほとんどありませんでした。

しかし、今回は違いました。というのも、3月に起きた東日本大震災があり、その直後に福岡第一原発の事故があったからです。

震災直後、津波の映像が全世界に配信されたおかげで、自分のところに海外に住む友人たちから「大丈夫?」という問い合わせが次々に来ました。自分は関西に住んでいるので、影響はなかったわけですが、出身地が宮城県仙台市だったこと、そして、ヨーロッパから見ると日本がとても小さい国で、東北と関西ですらすぐ近くに思えたようです。

その後、ヨーロッパ滞在中、毎日と言っていいほど、原発関連のニュースはフランスのテレビでも紹介されていました。原子炉を格納する建屋が爆発した映像は、かなり衝撃的だったようで、行く先々で見知らぬ人からも「日本から来たの?日本は原発、大丈夫?」とよく聞かれたほどでした。

特に、浜岡原発の停止は大きなニュースになっていました。普段、海外で存在感を示さない日本の内閣総理大臣が、現地のニュースにも登場して日本語の会見にフランス語の字幕が載っている・・・あまり慣れない光景でした。しかしそれだけ、海外での関心が高いということの証拠。また、フランスは原発国といわれるほど、たくさんの原発を保有している国ですから、他国以上に原発関連のニュースは多かった気がします。

あと、ニュースではないのですが、6月末に開催される「JAPAN EXPO」というアニメをはじめとした日本のサブカルチャーを紹介する展示会の広告は見ました。4日間もある、相当大きなイベントのようです。昔は、茶道や着物などの日本文化、次にトヨタやパナソニックといった先端技術だったかもしれませんが、いまや原発かアニメというのが海外における日本のトレンド(?)なのかもしれません。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。