みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

フランス/パリの「物売り」たちに要注意

2012/01/04

エッフェル塔エリア

エッフェル塔エリア

有名な観光地になるほど、不特定多数の人が集まるので、スリや置き引きなどの犯罪は容易に起きます。特に「平和ボケ」している日本人観光客は"格好の獲物"なので、パリのメトロでは1日50件ほど、日本人観光客がスリの被害にあっているとも聞きます。

パリの街、特にエッフェル塔のまわりで、肌の浅黒い人たちがエッフェル塔のミニチュアを手に持って観光客に声をかけたり、道路の脇に並べて売っていたりする光景に遭遇しました。

よく旅をする身として、こういった人々を見ると、まず「警戒」します。というのも、正規の商品なら、公式グッズのショップで販売しているだろうし、見るからにフランス人でなく、街頭で売っていること自体、怪しい。でも、引っかかっている日本人観光客を見ました。そんなにエッフェル塔のミニチュアが欲しいんでしょうか。たぶん、すぐに壊れてしまう粗悪な商品なのに・・・買うならエッフェル塔の中にある公式ショップで買えばいいのに・・・と思うのですが。

そんな物売りたちと絶対に目をあわさないように足早に歩いていたその時、誰かの叫び声がした直後、物売りたちがいっせいに公園の森の中に走り去っていくのを見ました。そしてその直後、フランスの警察官たちが彼らを追いかけてものすごいスピードで走っていく。そもそも、街頭で偽物の商品を販売することも「違法」でしょうから、警察の目を盗んで商売をして、いざ見つかったら逃げるしかないのだろうな、と。しかも、違法滞在なのかもしれませんし。

それにしても、どちらもものすごい剣幕で走っていたのを見ると、パリも治安がよくないんだな、とつくづく思わされました。

パリに限らず、こういった物売りの類は、どこにでもいます。安い買い物ができると割り切ればお得なのかもしれませんが、自分の場合、みやげ物はほぼ公式のショップでしか買いません。少々高くても、商品がほぼ確実だからです。しかも、ただグッズを買うだけならいいですが、さらに別の商品まで押し売りされたらたまりませんから。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。