みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

フランス/パリCDGでの放射能チェックは「なし」

2011/12/26

パリのシャルル・ドゴール空港 第1ターミナル

パリのシャルル・ドゴール空港 第1ターミナル

2011年3月11日に発生した東日本大震災、そして福島第1原発の事故は、海外にも大々的に報道されました。そのおかげで、私の「Facebook」には海外からたくさん「あなたは無事か?」といったようなメッセージが次々と届きました。関西に住んでいる身としては、ほとんど影響はなかったわけですが、海外から見れば日本は小さい、日本全体が危ない・・・と思ったのかもしれません。

一方で、震災の直後から、日本から海外に行くと、現地に空港に着いた後に「日本人だけ放射能のチェックがある」とチラッと聞きました。実際、しばらくの間、海外の航空会社が成田へのフライトを取りやめたり、乗務員を日本入国させない措置を取ったり、放射能にかなり警戒している姿勢がうかがえました。そして、放射能チェックがあった、といううわさを聞くと、今回のフランス・パリ行きのフライトは成田発だったのもあり、当初は「関空発に変更したほうがいいかな?」と真剣に考えたほどです。

そして、成田からパリ行きのANAに乗ってほぼ定刻どおりにシャルルドゴール空港に到着。「入国前に放射能のチェックがあるのかな・・・」なんて考えながら、恐る恐る入国審査場に向かうと、結局なにもなし。いつもどおり、日本のパスポートは海外で"無敵"ですから、滞在期間も目的も聞かれることなくそのまま出て終わりでした。

今ではさすがに放射能チェックはないかもしれません。しかし私が聞いた限り、韓国や中国、ドイツなどでは実際にあったとのこと。フランスにしばらく滞在していましたが、原発関連のニュースは現地でもけっこう見かけました。それほど、放射能への警戒心は強いんだとつくづく感じました。

ちなみに、フランスやイタリアで「日本から来た」「日本人だ」と言って嫌な顔をされたことはゼロでした。逆に「日本から来て地震と原発、大丈夫だった?」と、知り合ったばかりの人に心配されることはありました。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。