みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

フランス/パリで見た「ニッポン」の数々

2012/02/08

パリの中で見た「日本」

パリの中で見た「日本」

海外で「日本」を見つけると、けっこううれしくなるものです。特にパリ、フランスで最近、日本の人気が高まっていると聞きました。その日本とは、昔のような着物や伝統品、日本料理ではなく、最も目に付いたのがアニメ、マンガのようなサブカルチャーでした。

パリで書店に立ち寄った時、奥にマンガのコーナーがありました。海外でいろいろな国に行くと、日本のマンガがどれぐらいその国の言葉で翻訳されて売られているか、いつの日かチェックするのが日課になりました。ちなみに、今まで最も多かった国はやはり韓国です。発売直後にすぐ最新刊が並ぶ韓国は、さすが日本に近いだけありました。

でも、パリのマンガ熱も韓国と変わらないほどすごいものがありました。壁一面に日本のマンガがずらり。しかもすべて、フランス語版です。おなじみの『ドラゴンボール』『ベルサイユのバラ』『ドラえもん』あたりのメジャー作品がそろっていました。ためしに中身を開くと、絵はそのままで言葉はフランス語オンリー。

また、旅行書のコーナーに行くと、日本(JAPON)というコーナーもちゃんとありました。他国だとけっこうアジアでまとめられていて、せいぜいJAPAN、TOKYO、KYOTO程度なのですが、パリでは何種類もフランス語版の日本への旅行ガイドがそろっていてビックリしました。

パリには、エッフェル塔そばに日本の文化を発信するための施設「パリ日本文化会館」もあります。その他、ジュンク堂書店やブックオフもありました。また、毎年6月に「JAPAN EXPO」という大々的なイベントも行われ、アニメやマンガなどのサブカルチャーの紹介、フランス人のコスプレイヤーも登場するのをテレビで見たことがありますし、今年5月にパリに行った時、イベントを告知する広告もけっこう見かけました。

アニメやマンガはもちろん、元来からある日本の精神文化が、フランスと相通じるものがあるのかもしれないなと、つくづく。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。