みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

フランスは「エコ」の国なのか?

2012/01/27

モンマルトル

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世界中で地球環境問題が叫ばれている中、ヨーロッパだとドイツを中心に「エコ」がとても進んでいるというイメージを勝手に描いていました。でも、実際に現地を訪れてみると、ケースバイケースであることがわかりました。

例えば、パリの街で見たエコカー。"100% Electronic"ということは、電気自動車なのでしょう。ルーブル美術館の裏手、お決まりの路上駐車エリアでポツンと停まっていました。ドライバーに会うことができなかったので、いったいどういう車なのかはよくわかりませんが、パリで見かけた電気自動車(EV)はこれ1台きり。日本だと最近、三菱の「iMiEV」あたりをチラホラ見かけるので、日本のほうが普及が早いんじゃないかと思いました。

それよりパリの街だと、走っている車は小さいですし(狭い路地が多いので小回りのきく車が便利)、なによりも「自転車」の普及がすごい。いたるところにあるステーションで自転車をレンタルして、別のステーションで乗り捨てて、また乗って・・・というスタイルは、パリではお決まりの風景。ちなみに、バイクも少なくて、とにかく自転車が多い。これぞ究極のエコ対策かもしれませんね。

あと、スーパーに行くと買い物袋をくれないことも。いや、買い物袋をもらっても、ペットボトルを入れると破れそうなほどしょぼい。そこでレジ横に有料のしっかりした袋が売られていますが、まわりをよく見るとけっこう"マイバック"を持っている人も多い。『モノプリ』にはエコバックが売られていて、これけっこうお土産にも好評だそうです。ほかにも、いかにもパリらしいデザインのエコバックが売られているのも見かけました。

それ以外のエコ対策、イマイチかもしれません。パリの街で日本のような分別のゴミ箱を見かけることはなかったですし、なによりパリの人々はゴミをゴミ箱じゃなくその辺にどんどん捨てます。だから、パリの街は、道路も地下鉄構内もとても汚い。エコどころじゃなく、町の汚さのほうが目についたのでした。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。