みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

フランス/バケットはフランス人にとって「おにぎり」的存在

2012/01/20

フランス・パリのパン屋

フランス・パリのパン屋

フランス・パリのパン屋

日本のパン屋でも必ず売られているバケット、通称「フランスパン」がどうして"フランス"とついているのか。この疑問はフランスに行ってみて『納得』させられました。

フランス人は、いつでもどこでもフランスパンを抱えている、といっても過言じゃないほど。ヨーロッパに詳しい人に「フランス人にとってバケットは日本人の『おにぎり』のようなものだよ」というのをチラッと聞きましたが、まさにその通り。朝、歩きながら手にフランスパンを持って食べていたり、昼ごはんにフランスパンをかじっていたり。リュックサックから長いフランスパンが出ているのを見かけることも多々。特に若い男女だと、無造作にポン!とフランスパンがカバンの中に入っています。本当に日本人に例えると、コンビニのおにぎり感覚。

また、カルフールのようなスーパーでも、パンのコーナーでフランスパンの種類がとても多い。セサミ(ごま)入りだったり、胚芽入りだったり。夕方にスーパーを除くと、オーソドックスなフランスパンは売り切れ、ということもありました。そしてフランスパンの価格も1本1ユーロもしないほど安い。

一方、日本で売られているフランスパンは、分厚く太くて長いイメージがあります。でもフランスの典型的なフランスパンは違って、すらっと細くてとても長い。このタイプは、最近は日本のデパ地下などでも見かけるようになりましたが、あまりまだメジャーとは言いがたい。フランスから帰って「パリで食べたようなフランスパンをまた食べたい」と思っても、なかなか同じような商品を探すのに苦労しています。

朝7時から8時頃、街を歩いてパン屋さんを見つけたら、迷わず入ってパンを買うことをオススメします。パンは出来たてが一番美味しいです。

また、クロワッサンが日本ほどメジャーでないのも気づきました。もちろん、パリのどこでも食べることができて美味しいですが、バケットほどではありません。フランス人の主食ともいえるバケット、現地でフランスパンを食べると「これぞフランスの味」と思えるはずです。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。