フィジー旅行を楽しむ方法: 「フィジー人について」「おすすめ観光スポット」「注意すること」「フィジーのグルメ」「ビティレブ島のビーチ」「フィジーの安全について」などフィジー旅行を楽しむ方法を紹介します。

ココナッツ料理ロロを探そう

2014/12/03

旅行中はフィジー料理を思う存分堪能したいものです。しかし「フィジー料理」と言われても、どんなものか想像がつきませんよね。

フィジー料理は、トンガやサモアなど、同じく太平洋にある国々と料理の系統も似ています。主食となるのはフィジーで育つ「タロ芋」ですが、その他にお米やパンも食べます。パンはイギリスの植民地時代に伝わりました。本格的でふわふわです。パンにつけるバターも美味しくて、いつもつけすぎてしまいました。

フィジーは小さな島国です。海に囲まれているので魚介類もよく食べます。また、フレッシュなココナッツミルクを使った料理は定番です。インド人労働者によってもたらされたインド料理のスパイス類も豊富です。最近は中国系移民が増加しているため、首都スバをはじめとした主要都市では、アジア料理のレストランが多く見られます。しかしお客は外国人だけ。フィジー人はあまり外食せず、家でフィジー料理を作ります。

ロロ（lolo ）というのは、代表的なフィジー料理です。これは魚やお肉をココナッツミルクで煮込んだ物です。南国フィジーにはヤシの木がそこら中にはえているので、新鮮なココナッツミルクがいつでも手に入ります。ロロはココナッツミルクと魚（または肉）を煮込んで、塩とレモンで味付けするだけ。とってもシンプルだけど、ココナッツミルクのコクが肉や魚のうまみを引き立てるのでやみつきになります。タイカレーのカレーの刺激をなくしたような味ですね。刺激のないココナッツミルクの甘いスープは優しい味がします。お子さんにも喜ばれますね。

フィジーでは、フィジー料理レストランをあまり見かけません。「本当のフィジー料理」はフィジーの家庭でしか味わえないのです。一部のツアーでは観光客のためにフィジー料理のランチやディナーを楽しめるようです。また街のインビスでも中華料理やエスニック料理と一緒にロロが置いてある店もあります。フィジー料理のレストランは「探せば見つかる」といったかんじです。

ライタープロフィール

MIKIさん／女性／年齢：20代／ベルリン在住／海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。