海外で生活すると、どのように英語を覚えていくの?
実際に海外で生活するとどのように英語を習得していくのか体験記を紹介します。

学校の英語の時間

2011/03/16

日本の人は読み書きの能力に関しては世界でも群を抜いているそうです。ペラペラと現地人とまったく変わらないように英会話をしている他国語の人も、読み書きとなるとまったく太刀打ちできないなんてことがあるようです。特に高校での英語の授業はかなりのハイレベル。だから、日本の学校での授業は読み書きに関しては、とてもすぐれているのかもしれません。

ただ、ご存じのように会話のほうは難しい。まぁ、本物の英語を耳にする機会がほとんどないのだから、できるようになるはずがないのです。たとえ英語が第一言語の先生が学校に来たとしても、週に数時間でマスターできることになるなんてあり得ない。シンガポールのように学校を完全英語制にしてしまえば、もちろん入るのでしょうが、日本でそれが起こることは絶対にないでしょう。だから、これ以上の授業は無理なような気がします。

後は必要性と興味が大切。だから、ひょっとすると英語の科目は選択制にしてもよいのかもしれませんね。英語を本気でマスターしたい生徒だけを集めて、毎日2時間くらいネイティブの先生に英語でいろんな授業をしてもらうといいかも。わたしの友人なんて、好きな英語人のロックミュージシャンのために命がけでマスターしてましたから。

けれど、「英語は必須ではなく、興味のある人だけ」といっても、お母さんたちが「うちの子も」、「うちの子も」となるでしょうから、結局は一緒になってしまうのでしょうね。それに、それだけの能力のある先生をたくさん集められるはずもないし。

だから、割り切って、「学校は読み書きだけは教えてあげるから、リスニングとスピーキングは自分でがんばってちょーだい」とするのがいいのかもしれません。

ただ、わたしの場合は中学までの英語の読み書きが結構役に立ちました。何度言い直してくれても聞き取ることができないことが、書いてもらえば一目瞭然で理解できるなんてことはありましたから。勉強しといて損はなし!

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。