海外で生活すると、どのように英語を覚えていくの?
実際に海外で生活するとどのように英語を習得していくのか体験記を紹介します。

同年代と話すのが一番

2011/03/02

人にはそれぞれ話すときの癖があるようです。それは方言というわけではなく、独自の話し方で、本人は特に気づいていないことも。だから、いわゆるテキストなどに出てくる美しい完璧な英語で話す人に出会えることは奇跡に近いでしょう。

まぁ、日本語でも同じですよね。

「はじめまして、わたしの名前は山田太郎です。どうぞよろしくお願いします」なんて、きちんという人はあまりいないでしょう。

「やぁ、どうも、山田です。よろしく」程度?普通に話している時に主語ってあまり使わないですよね。でも、これでは勉強してきた日本語とかなりのギャップがあって、「どうも」って何?と、しょっぱなから早くもつまずいてしまうことになるかもしれません。英語の場合も同じようなことが多々あります。

後は、若者言葉や老人言葉(?)。どこでも流行りの言い回しがあります。自分がどの世代や分野に属するかで、頻繁に使われる言葉も違います。10代の若者とシルバーエイジの会話がまったく違うのと一緒。

よほど気が長く、親切で親外国人派(?)の人なら、分かるような言葉に変換してくれるかもしれませんが、普段の忙しい生活の中では悠長に相手してくれることはありません。「もういいよ、面倒くさい」と去っていかれてしまうのがオチ。

だから、英会話を人から習ったり、独学で習得という場合には、自分の年代や生活に限りなく近い人や参考情報から学ぶようにするほうがよいでしょう。親切なおばあちゃんに教えてもらうとゆっくりで分かりやすく、何だか英語が理解できるような気分になれるかもしれません。けれど、普段の生活もおばあちゃんとだけ接しているのであれば問題ありませんが、そうでない場合、周囲の人の話がちっとも聞き取れない!なんてことになってしまうこともあります。

誰の英語でもよいというのではなく、自分が普段もっとも接するであろう人たちの話し方に慣れるようにするほうが、役に立つ能力が素早く身につくことになると思いますよ。

関連記事
ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。