海外で生活すると、どのように英語を覚えていくの?
実際に海外で生活するとどのように英語を習得していくのか体験記を紹介します。

興味があるものなら読みたくなる

2011/03/08

わたしの場合、読み書きは仕事や生活の上で必要な最小限のみ。大学や大学院などの難しいレベルとは程遠く、取引先や顧客の要望を読み取って、それに返答するような程度です。確実に相手に意志を伝えることだけが重要だから、とても簡潔でシンプル、難しい言葉も芸術的な表現も一切使うことはありません。

日本の人は、英語のリスニングやスピーキングに比べて、はるかに読み書きはできますよね。わたしも中学まではまじめに勉強していたので、基礎の基礎はありました。後は、送られてくるビジネス文書や申込書なんかをひたすら読んで、真似するようにしていました。サンプルを見ながら自分の書きたい内容にしていくというような感じですね。

読むほうは雑誌から入ったような気がします。こっちにも日本のように女性週刊誌があるので、おもしろそうな記事をめくっては読む。そして、次に手にしたのはシドニー・シェルダンでした。推理小説が大好きなわたしは日本でも彼の作品を数冊楽しんで読んでいたこともあり、読んでみようかなという気になったのです。読んでみると意外と簡単で、夢中になって1冊読み終えてしまいました。

「これ読めるよ、英語だけどちゃんとわかったよ」と自画自賛するわたしに、夫は「当たり前じゃん。それは活字離れしている現代人のために、ごく簡単な話し言葉で書かれている本だもん」と。

ほぉー、そんな本が出ているのか。何でも「ストーリーテラー」とかいう分野に分類される作家がいて、その人たちの本は簡単に理解できる英語しか使われていないのだそうです。

じゃ、そのストーリーテラーを教えてくれと頼むと、「ジェフェリー・アーチャーなんかいいんじゃない」というので、さっそく読んでみると、おもしろい簡単!!夢中になって片っ端から読んでしまいました。新作が楽しみ、楽しみ、もっと早く書いて!

ただ、「ねえ、そろそろ彼らから卒業して、普通の作家の書いた本に移行すれば」と突っ込まれている毎日です・・・。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。