海外で生活すると、どのように英語を覚えていくの?
実際に海外で生活するとどのように英語を習得していくのか体験記を紹介します。

ちびっこに追い越される!

2011/03/15

赤ちゃんの成長をまじかで見たことがある人ならわかると思いますが、子供の吸収力には目を見張るものがあります。だって、自分でまったく何もできなかった赤ちゃんが、ほんの数年で立って歩いて言葉を発するようになってしまうのですから。0歳から5歳と30歳から35歳、同じ年月なのに充実度が違います。

そんなことはさておき、言葉に関していえば、もちろん生まれた時はひとことも話せませんよね。母親や父親、祖父母、あるいは面倒を見てくれる人などの身近な人の言葉を聞いて、だんだん自分でも話せるようになっていくわけです。けれど、恐ろしいことに、第二言語の場合、相手が5歳にもなると追い越されてしまう!

ちょっと待て!言葉を教えたのはわたしのはずなのに・・・なんてことに。

さらに、親がふたりとも別の言語で、かつ第三言語が使用されている国に住んでいる子供が3ヶ国語をスラスラ使い分けているなんてこともあるんです。ママは日本語、パパはフランス語、そして英語圏に住んでいるようなパターンです(もちろん、英語しか話せない場合もありますが)。

そういう驚異的なちびっこに、どういう風に学んだのか聞いてみると「音だから」という返事が返ってきます。そうなんです、彼らにとって言語はややこしい構造を持ったものではなく、音楽なんですって。

すっと入って、特に分析などせず、すっと吐き出すということらしい。

エッセイや作文などを書くならばそれなりのルールを知っていないといけないでしょうが、会話に関しては考えないことが一番なのでしょう。素直な気持ち?大人になると、余計なことを考えてしまうから、なかなかマスターできなくなっていくのかもしれません。複雑な思考回路は言語に関しては邪魔?

ちなみに5歳までの子供の脳は5ヶ国語を聞きわけ、記憶できる機能があるそうです。すごいな。でも、忘れちゃうんだな、使わないと。

関連記事
ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。