海外で生活すると、どのように英語を覚えていくの?
実際に海外で生活するとどのように英語を習得していくのか体験記を紹介します。

現地人とのコミュニケーション能力を高めるのは恥をいっぱいかくのが一番!

2011/02/25

子犬をもらったり、捨て猫を拾ってきた場合、最初は警戒して出した食事にも見向きもしないようなことがあるでしょう。だけど、お腹がすいてくるとちょっとずつ食べるようになって、その内餌をくれる人を見ると尻尾を振って飛びついたり。すっかり愛想がよくなるものです。

まったく違う世界から来たけれど、うちとけられてしまう・・・現地の人とのコミュニケーションはいわばそんなものかもしれません。

よほど頑固な人でも、完全に外界を無視して生活していくことは難しいと思います。お腹がすけば買い物に行かないといけないし、買い物に行けばお金を払わないといけない。お金がなくなれば働かないといけない。お金を預けるには銀行の口座を開設しないといけない(ツボに貯めといてもいいけど)。住むところを確保して、病気になったらお医者さんに行ってと、日々何かしら人と関わってしまうものです。

そうこうするうちに、宇宙人だった現地の人々が身近な存在に感じられてくるものです。そして、全然言葉が理解できなかった者同士でも、意志の疎通ができるようになってくるのです。見ていれば何が欲しいのかくらいは察することができるようになり、相手も同じように自分の癖や好みをわかってくれるようになっていきます。もちろん違う惑星に降り立ったようなものですから、未知のこともいろいろとあります。だけど、すべては慣れ。慣れていくものなんですね。

一番最初のころは筆談でもするかと思ったこともありますが(スピーキングより筆記のほうがやや上ですので)、面倒だし、長続きするものでもありません。

失敗して恥をかいて、その繰り返しをしているうちに、コミュニケーションの能力はドンドン上がります。ひたすら現地に身をおき、現地人と交わるようにしていれば、自分でも驚くほど成長することになるでしょう。下手に予習するのではなく、ぶっつけ本番を何とも繰り返してみるのがいいかなと思いますね。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。