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奈良/石舞台古墳 巨岩が積み重ねられた「謎」

2013/02/06

石舞台古墳がある明日香村

石舞台古墳がある明日香村

奈良県明日香村、飛鳥歴史公園の中、石舞台周辺地区の中央にある「石舞台古墳」は、日本最大の方墳といわれています。小学校の社会の授業から紹介されているほど有名な墓ですから、誰もが一度は写真でも見たことがあるはず。もちろん実際に石舞台古墳を訪れるとそのスケールの大きさにまずビックリします。

石舞台古墳に使われている岩の数は、実は30数個もあるそうです。しかも、岩の総重量は約2,300トンにものぼり、天井岩はなんと約77トンもあるとか。この石舞台古墳が造られた当時、いかに土木や運搬の技術が進化していたのをうかがい知ることができます。

ちなみに当時、石舞台古墳には、他の古墳と同様、墳丘の盛土があったようです。しかし現在、その盛土がまったく残ってない状態で、巨大な横穴式石室が露呈しています。この形状は、今の時代ではかなり珍しいそう。なぜ、石舞台と言われるかというと、天井席の上面がまず広くて平らなこと、そして舞台のようにも見えるその形状が由来だそうです。

最も気になるのは、この石舞台古墳に誰が葬られていたか。現在、その被葬者ははっきりわかっていません。でも一部で、7世紀初頭の権力者、聖徳太子とともに政治を進め、大化の改新で滅ぼされた蘇我入鹿の祖父に当たる蘇我馬子ではないかというのが通説です。

実際に石舞台古墳の前に立つと、巨岩というもの自体、なんとなくパワーを感じます。飛鳥時代に造られた墓、それだけでなにかが感じられました。

ちなみに、昭和時代はじめの発掘調査で、方形の墳丘や堀、外堀がかつて存在していたこと、6世紀の小古墳を壊して築造されていたことなどが確認されたそう。だから実際に石舞台古墳が築造されたのは7世紀初めごろではないか、とのことです。その時代ならまさしく蘇我馬子ではないかと思わされます。

さらに、のちの天武天皇も仮に葬られたようだという記録も残っているとか。石舞台古墳に関する歴史のミステリーは尽きません。

石舞台古墳 - 国営飛鳥歴史公園

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。