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イギリスのタクシー「ブラック・キャブ」って?
2010/11/14
世界各国のタクシー、これまで乗ってきたのは、日本ではトヨタのクラウン、スペインではメルセデス・ベンツ、イタリアではフィアット、中国ではヒュンダイ、そしてアメリカにいたってはプリウス(!)という経験があります。すべてに共通しているのが「セダン」タイプの車であるということで、先進国ならほぼ同じではないでしょうか。
しかし唯一、イギリスのタクシーはまったく違います。黄色くもありません。
まず、黒塗りでがっしりとした車体をしています。その名も「ブラック・キャブ」といいます。2階建ての赤いバスと同様、ロンドンにはなくてはならない存在、といっても過言ではないそうです。
このタクシー、ロンドンだけではなく、ノッティンガムでも走っていました。イギリスの古い街並みにとても似合い、タクシー待ちの列をなすブラック・キャブの姿は、なんだか見ていてとてもかわいらしかったほどでした。
しかし、いざこのブラック・キャブに乗るとなると、勇気がいります。別に、お金さえ払えるなら、誰でも乗れるわけですが、なんとなく高級でステータスな感じが漂い、ケチな旅行者には敷居の高いものに思えました。
でも、これも経験と一度、勇気を振り絞って、乗ってみました。料金は他の都市よりも、イギリスは物価が高いというのを差し引いたとしても、やや少し高めに感じました。
そして、運転席と後部座席の間は、ガラスで遮られています。日本でも最近、透明のプラスチックで半分ほど遮られているタクシーをよく見かけますが、その理由はどちらも同じ、運転手が後ろから襲われないためだとか。さらにイギリスでは、後ろの会話が運転手に聞こえないように、というプライバシー面の配慮もあるようです。
ブラック・キャブの乗り心地はよく、ちょっとしたセレブ感を味わいました。運転手もジェントルマンです。聞くところ、とても厳しい試験をパスしないとなれないのだとか。
さて、目的地に着いて運賃を支払う場合、タクシーから降りて、助手席のほうから払うのが鉄則です。ちなみに、イギリスでは日本と同じ右ハンドル左車線なので、助手席側が路側帯になります。
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AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。