みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

イギリスに存在する数々の「ルール」

2010/11/08

イギリスで最も驚いた習慣が「Queue(キュー)」です。最初「キューってなに?」と思ったものですが、見れば一目瞭然でした。

キューは、窓口などでつくるフォーク形の行列のことです。トイレ、銀行、郵便局、鉄道やスポーツのチケットを買う時ですら、一列にきちんと並びます。窓口がいくつもあっても、一列に並んで、順番に空いた窓口のほうに行きます。

ごていねいに「Queue Here」という看板があったり、地面に線が引いていたりします。この順番を抜かすと、とても怒られます。大阪のおばちゃん感覚で横入りなど、イギリスではとんでもないことなんだろうなと思いました。

また、ドアは次の人のために開けて待つ習慣もあります。当然、後ろに人がいれば、の話です。駅やデパート、ホテルなどでは、ドアを押さえたまま待たないといけないことを覚えました。そして、エスカレーターは右側に立ちます。左側は、急ぐ人用に空けておかないといけないのにも気づきました。これは日本とほぼ同じですね。

さらに、チップの習慣も忘れてはいけません。日本にはチップを渡す習慣がないので、難しいかもしれませんが、ケースバイケースできちんとした金額を渡さないと、とても失礼にあたると思いました。

例えば、ホテルでは、荷物を運んでくれたポーターさん、ルームサービスを運んでくれたボーイさん、そして、ベッドメイキングをしてくれるメイドさんに、1回当たり0.5ポンドほど、直接渡したり、サイドテーブルに置いておいたりしました。1日目にふと、忘れてしまった時には、2日目に1ポンド置いた時もあります。

そして最後に、道路の横断歩道ですが、イギリスは紳士の国だと思っていたものの、信号無視してパッと渡って行くイギリス人を何度も見ました。信号無視とジェントルマンは関係ないようです。ただ、不慣れな旅行者には、いきなり道路を横断するのは危険だと思います。一方で、慣れた頃には堂々と、パッと道路を横断できる自分がいました。

どの国でも、郷に入っては郷に従え、何でも慣れだなとつくづく思います。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。