世界の空港
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中国・大連周水子国際空港

2013/10/28

中国に初めて行った場所、香港を別とすると、東北部にある大連でした。大連には仕事の出張で行ったのですが、何も知らずに行くよりは少し調べていこうと思い、『地球の歩き方』を買って読むと、第2次世界大戦の時、日本が"満州"として占領していた都市だと知り、さらにその満州に関する本を図書館で借りてきて読むと、まだご存命の方々がおられるほど生々しい悲惨な歴史が書かれてありました。「これは、まずい」と思い、出発までにできる限り、読みました。映画『ラストエンペラー』も観直しましたね。

今でこそ、日本から大連まで直行便が運航されていますから、日本から近い気軽に遊びに行ける都市、という感覚でしょうか。関空からJALで2時間半ほどで着きました。国際空港とはいえ、地方の空港らしくこじんまりとして広くはなく使い勝手はいいです。

でも1つ、出発前に厳しく言われていたのが「空港で写真を撮ってはダメ」だということ。中国のどの空港でも公安が目を光らせていますから、あまりパシャパシャ撮ると注意され、どこに連れて行かれるかわかったもんじゃありません。しかも大連の場合、軍用と共用の空港ですから、特に厳しい。だから、中国の空港に行った時の写真は残念ながら手元に1枚も残っていません。確かに空港には軍用機もそれほど数は多くなかったけど駐機していましたね。

空港からは送迎車でした。路線バスも出ているようですが、こちらではタクシーの利用も安いので多いようです。ちなみに、中国国内では日本人は車の運転はもちろん、レンタカーの運転ができません。不便だなと思いながら、中国にいったん行くと、とても運転が荒いのを目にすると思うので、かえって運転できない方が身の安全だと思います。

この大連で途中、お腹を壊してしまい、帰りの空港ではちょっと大変でした。トイレに行きたいというより、強烈な腹痛が突き刺さるようで動けない。誰も見てないことをいいことに(?)搭乗直前まで空港のベンチに寝転がってました。海外で体調を崩したのはこの一度きりです。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。