世界の空港
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中国・北京首都国際空港

2013/10/25

今まで利用してきた世界の空港で一番大きいのではなかろうか・・・・・と、個人的に思っているのが、中国・北京の首都国際空港。2008年の北京オリンピックを機にどんどん拡大した巨大空港で当時、話題になったような気がします。

北京を訪れたのは、2009年の夏。実は、中国本土に行く時は必ず、日系の航空会社を利用します。いくら旅慣れていても中国だけは心のどこかで信用できない・・・・・その心配が北京に向かう便で当たりました。

無事、北京の空港に着いてさあ降りようと思ったら、足止めを食らいました。当時、新型のインフルエンザが流行しているのが話題になっていた時期で、中国では入国する前に機内でチェックがあったのです。もちろん自分は体調も良かったので何の心配もしてなかったのですが、機内でなんと疑いのある人物がいることが判明。すると、機内から一歩も出られず缶詰状態になってしまいました。

利用航空会社がANAだったので、客室乗務員さんが何度も「申し訳ございません」と謝罪しに来ます。機内は防護服を着た検疫官(?)がウロウロして物々しい雰囲気に。やっと疑いが晴れて解放されたのが2時間後でした。

そして、入国審査に向かうと、行きの便名を間違えて記入してしまったら窓口で紙とパスポートを叩き返されました。預けた荷物をターンテーブルで受け取ろうと待っていたらまったく来ず、2つ向こうの香港着のレーンで回ってました。さらに、市内に向かうバスに乗り込む時、トランクの前に立つスタッフがスーツケースを入れてくれるものだと思ったら「自分で入れろ」と言ったきり、おしゃべりに夢中。バスに乗り込んで目的に近づくと、停留所でもないのに1人が「降ろせ!」と騒ぎ、ドアを強引に開けさせて降りていく・・・・・さすが、中国。ホテルに着くまでに身も心もヘトヘトになりました。

帰り、ANAの便に乗るためにちょっと急いでターミナルを走っていたら「高麗航空」を発見。北朝鮮の旅客機でした。写真を撮らなかったことが悔やまれますが、撮ったところを見つかりでもして公安にどっか連れて行かれて没収されなくてよかった、と思わなくもなく。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。