ドイツ旅行を楽しむ方法
「行っておくべき場所」「おすすめ観光スポット」「注意すること」「ドイツのグルメ」「ドイツの芸術」などベルリン在住のMIKIさんがドイツ旅行を楽しむ方法を紹介します。

これが噂のベルリンの接客

2014/08/28

ベルリンのレストラン、カフェ、バー、キヨスクなどでは、店員の「冷たい態度」「無関心な態度」「無視」に一々悲しんではいられません。ほとんどの人には悪気はありません。ただ、みんな自然にこうなのです。自然にぶっきらぼう。これはドイツ全体の話ではありません。「ベルリナー」は独特であると言われています。

ドイツの他の都市にいくと、なんと言いますか、「人間的な対応」をしてもらえます。店員は仕事をしながらも、笑ったり、照れたり、人間的です。ほかの国から来るとこれはふつうなのでしょうけれど、ベルリンからドイツ国内の他の都市(特に西ドイツ)を旅行すると、そういった反応にいちいち驚いて感動してしまいます。

まあ、ベルリンの人が悪いと言っているわけではありません。ベルリンの人は嘘偽りがない接客なので、逆に気持ちが良いとも言えます。また、フランス人のようにフランス語をしゃべらないならといって悪態をついたり無視してくるようなこともなく、「すべての人に平等に態度が悪い」ので良い?です。

しかし冷徹なドイツ人も、ノリが良くて人懐っこく、どんどんお構いなしに人の心に入って来る、天真爛漫なイタリア人や南米人にはかなわないようです。シャイでついついかっこをつけてしまうドイツ人。彼等の中には、積極的なラテン人に対する憧れを持っている人もいるようです。

ベルリンに行って、もしなにか気に食わない接客をされたら、怒ったり、悲しまないで、「お!これが噂のベルリンの接客だな。」と思ってください。最初は戸惑うかもしれませんが、これに慣れると日本でつまらないことでクレームをつける癖がなくなりますよ。ベルリンでは「お客様は神様」と思っている人なんて、誰もいません。

もちろん、ベルリンにも笑顔で接客してくれる店員さんもいます。これは超高級レストランとかでないかぎり、お店の方針ではなく、店員自らスマイルを作ってくれているので、嘘偽りはありません。これは嬉しいので笑顔で返します。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。