ドイツ旅行を楽しむ方法
「行っておくべき場所」「おすすめ観光スポット」「注意すること」「ドイツのグルメ」「ドイツの芸術」などベルリン在住のMIKIさんがドイツ旅行を楽しむ方法を紹介します。

壁跡をたどって旅しよう

2014/08/13

壁跡にユニークな目印

壁跡にユニークな目印

ブランデンブルク門の周りにもある壁跡

ブランデンブルク門の周りにもある壁跡

壁跡

壁跡

ベルリンを東西に分断していたベルリンの壁(Berliner Mauer)。その崩壊時の映像を見ると心に響くものがあります。ベルリンの壁のほとんどは崩壊後に撤去されてしまいましたが、以前はそこに壁があったとわかるように、壁があった場所には目印が残されています。

ベルリン中にある壁跡を追って散歩するのも面白いです。壁が壊されて、東西の国民が再会したという歴史的な瞬間を映した映像があります。撮影された場所はブランデンブルク門前。ここにも現在、壁跡の目印があるので、よく地面を観察してみましょう。どうしても華やかな門にばかり気を取られて、地面なんか見るのを忘れてしまいます。でも見つけると嬉しくなります。

「歴史的な壁と言われてもよくわからない。」「壁についてもっと知りたい。」という人のために、ベルリン壁記念館というのがあります。ベルナウアー通り沿いにあるベルリン壁記念館は、野外の展示ですが、よく観光客が訪れています。有名な壁公園(Mauer Park)からは歩いて10分くらい。ここでベルリンの壁について、またドイツ東西時代についてあらためて学べます。

たとえば、この展示でこんな説明がありました...。「ドイツ東西時代、壁だけではその壁を飛び越えて人々が逃げ出してしまうおそれがありました。そのため、壁の手前にセンサーをつけたり、犬をおいたり、人々が逃亡をあきらめるような仕掛けがありました。また東ドイツ側では一般市民同士がお互いを監視し、少し怪しい行動をとった人物のことはすぐさま密告するなど、脱走者が現れないようなシステムがありました。」こういった当時の様子についての説明書きがあったり、写真が展示されています。

ベルリンの壁跡を探す前に、まずはベルリン壁記念館でベルリンの壁について学びましょう。壁記念館に行った後は、壁跡探しをスタートしましょう。

ベルリンのテルトーにある壁跡には、テレビ朝日が贈呈したとされる桜の木が植えられています。桜の季節はとても綺麗です。春にはおすすめです。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。