ドイツ旅行を楽しむ方法
「行っておくべき場所」「おすすめ観光スポット」「注意すること」「ドイツのグルメ」「ドイツの芸術」などベルリン在住のMIKIさんがドイツ旅行を楽しむ方法を紹介します。

行っておくべき場所2、ホロコースト記念碑

2014/07/31

ドイツの「歴史を知る旅」ユダヤ博物館の後は、ホロコースト記念碑に行きましょう。ユダヤ博物館からも電車を利用すればそう遠くはありません。ユダヤ博物館の建築がユニークだと書きましたが、 ホロコースト記念碑もとても独創的で不思議な空間です。お墓をイメージさせるコンクリート製の石碑があたり一面に並んでいます。地面がぼこぼこしているので、上からは同じに見える石碑の高さは、実はばらばらなのです。その数は2千個を超えるそうです。

ここに来た観光客はまず、はしゃぎます。これは ホロコースト記念碑。はしゃぐべき場所ではないのですが、遊び場のような空間なので、ついついはしゃいでしまうのでしょう。ひとつひとつの石碑が巨大な柱のようなので、その後ろに隠れると体がすっぽりとかくれてしまいます。迷路のようなその空間は遊びがい、写真のとりがいがあります。日本人だけではなく、アジア系、ヨーロッパ系、その他の旅行者がきゃっきゃ言いながら記念撮影をしている光景をよく見かけます。ドイツ人としてはそういう風に利用されるのは、複雑なようです。

ホロコースト記念碑の地下には情報センターがあり、そこでも博物館のような質の高い展示が見られます。第二次世界大戦時のユダヤ人の様子、収容所に送られる直前にユダヤ人が家族に送ったメッセージの展示など、心に響くものがたくさんありまりた。ここも「暗い」「怖い」そして繊細な人には見るのが「辛い」と思います。

この情報センターはユダヤ博物館並みに入館の際のチェックが厳しいです。バックの中身を見せなければならないので、小型ナイフなどを持っていると没収される可能性があります。注意しましょう。

ユダヤ博物館とホロコースト記念碑。ベルリンに来た際には、足を運んでみてください。ユダヤ人とドイツ人の歴史的な関係性について知る事ができます。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。