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マイナスイオンの宝庫、奥入瀬渓流

2019/11/18

青森観光といえば十和田湖を挙げる方も多いと思います。十和田湖もとても自然がたっぷりで素晴らしい観光地ですが、私は奥入瀬渓流の方が好き。完全に好みの話になってしまいますが、静かな水面を見るよりも動きのある水の流れを見る方が好きなのです。もちろん奥入瀬渓流まで行ったのならぜひ十和田湖も見てほしいところですが、ここでは奥入瀬渓流について書きたいと思います。

そもそも十和田湖が湖であるということは多くの人が知るところですが、では一体奥入瀬渓流とは何なのか?と思う人もいると思います。平たく言ってしまえば読んで字のごとくただの渓流なのですが、一般的な渓流とは規模が違います。十和田湖畔から流れ出る奥入瀬川の始まり「子の口」から焼山までのおよそ14kmの川の流れが奥入瀬渓流。特に水の流れが早い場所があったり、ゆるやかな場所があったり、とても同じ一本の川の流れとは思えない、バラエティに富んだ水の動きを見ることができます。

またこの奥入瀬渓流の周りの森林が見事。新緑や紅葉の季節にはたくさんの木々が自然のトンネルを作り、とても爽やかな散策路になっています。さらに奥入瀬渓流は車道、歩道ともに整備されていますが、その高さが渓流と同じ高さで作られているのも特徴。そのため上から見下ろすのとは違い、水が流れる迫力を間近に見ることができるのが奥入瀬渓流一番の魅力だと思います。

その魅力を存分に味わえるのが自転車での散策。車やシャトルバスもいいですが、気ままにゆっくりと散策でき、自然を満喫しながら存分に奥入瀬渓流の素晴らしさを堪能できます。奥入瀬渓流の14kmを徒歩で移動すると約4時間かかりますが、自転車だと1時間半〜2時間。さらに最近では電動自転車のレンタルもやっていて、返却拠点もいくつかの地点で用意されているので奥入瀬渓流散策には自転車が一番です。

奥入瀬渓流の散策で一番おすすめの季節はやはり新緑の季節ですが、実は冬もおすすめ。川の周りの岩肌に白い雪が積もり、滝が凍る「氷瀑」を見ることができます。その景観は自然作り出す神秘そのもの。冬の青森を訪れたらぜひ見てもらいたい景色です。もちろん冬は自転車での散策はちょっと厳しいので、車やシャトルバスを利用してくださいね。

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ライタープロフィール

李内(りうち)さん/女性/年齢:30代/町田市在住/愛知県生まれ。夫と愛犬の3人暮らしのごくごく普通の主婦。仕事はサービス業。趣味は読書、料理、仕事。犬が大好きで愛犬と過ごす時間が何よりの幸せです。